《欲を言えば、何かの形でまた乃木憂助という人物を演じてみたいです。声がかかるのを待っている自分がいますね、次は何語を喋るのかな、と(笑)》
’23年7月期に放送され、大ヒットを収めた日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。放送当時に番組HPで公開されたインタビューでは、主演・堺雅人(51)が冒頭のように期待を寄せていたが、いよいよ“新章”が始まろうとしているという。
本作は『半沢直樹』や『下町ロケット』シリーズを手がけた福澤克雄氏(61)が、原作を初めて考案したオリジナルドラマ。仮想の国・バルカ共和国と日本を舞台に、自衛隊の特殊部隊「別班」の一員である乃木憂助(堺)が世界で暗躍する謎のテロ組織「テント」のリーダーを追跡する姿が描かれた。
物語が進むにつれて登場人物たちの過去や行動の真意が明らかになり、随所に散りばめられた謎や伏線にSNSでは考察合戦が白熱。最終回の1週間前には本編放送前に特別番組「日曜劇場『VIVANT』祭り!緊急生放送150分SP」が組まれるなど、異例の盛り上がりを見せていた。
「役所広司さん(69)や阿部寛さん(60)、二階堂ふみさん(30)ら豪華俳優陣を集め、広大な砂漠を彷徨うシーンなどを撮影するためにモンゴルで2カ月半に及ぶロケが敢行されました。ストーリーや役柄を初回放送まで一切明かさない手法だけでなく、“制作費は1話につき1億円”と言われるほどの壮大なスケールも話題に。
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回を追うごとにファンも増え、最終回は世帯平均視聴率19.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。福澤監督もこうした反響に手応えを感じていたのか、最終回放送日に開催されたファンミーティングで『正直に言うと、僕の中では第3部まで考えて作ってる』と次回作について含みを持たせていました」(テレビ誌ライター)
最終回の放送から早くも約1年8カ月が経過したが、ファンにとって朗報が舞い込んできた。あるドラマ関係者は「ついに続編に向けて動き始めました」と明かし、本誌にこう証言する。
「続編の放送が来年の7月クールに決まり、今年の8月から来年の2月頃まで撮影が予定されていると聞きました。前作ではモンゴルで大規模なロケを行いましたが、今作で選ばれた海外ロケ地はアゼルバイジャンになりそうです。また、連ドラのあとには映画の公開も決まっており、7月クールからの流れで来年12月の公開が予定されているといいます。
ドラマ、映画ともに全部まとめて撮影するため、台本が全話あがった状態でランダムに撮影していくことになり、ドラマ放送時にはオールアップしている予定です。もちろん主演は堺さんで、前作の主要メンバーである阿部さん、二階堂さん、役所さん、二宮和也さん(41)、松坂桃李さん(36)らも出演すると聞いています。
福沢監督も大使館の人と一緒に海外のロケハンに行くなど、現在は準備に追われているそうです。堺さんが映像作品に出演するのは、連ドラなら『VIVANT』以来2年ぶり、映画もこの秋公開の映画『平場の月』くらいですから、久しぶりの演技にすでにノリノリのようです」
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本誌は5月19日、『VIVANT』続編の制作や放送決定の事実関係についてTBS広報室に取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。
期待が高まる続編は、新たな“伝説”となるだろうか。
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