橋下徹氏、江藤農水大臣の更迭に持論 失言で即退場の風潮に「民主国家としてどうなの」
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2025年05月21日 14:56 ORICON NEWS

橋下徹 (C)ORICON NewS inc. 弁護士の橋下徹氏が、21日放送のカンテレ『旬感LIVE とれたてっ!』(月〜金 後1:50)に生出演。自民党の江藤拓農林水産大臣が、価格高騰が続くコメについて「買ったことがない」「売るほどある」と発言し、結果的に更迭となったことを受け、持論を展開した。
【動画】コメ失言で即退場となった江藤拓農水大臣 発端となった18日に佐賀県で行われた講演内での江藤氏のコメをめぐる発言を映像付きで紹介。備蓄米に関する話題の中で、「コメは買ったことがありません。支援者の方々がたくさんコメをくださるので。まさに売るほどあります」などと発言した様子が伝えられた。
橋下氏は「この言葉だけでやめさせるっていうのは、ちょっと引っかかるところがあるんです。備蓄米が行き渡らない(責任を取って)やめさせるだったらわかるんです。言葉だけでやめさせるで、いいのかな」と指摘。
自身は、備蓄米に関する江藤氏の対策に納得していないとした上で「言葉がどうであれ、いい言葉を言ったところで米の価格が下がるわけではないんですよ。個人を侮辱したり差別発言をしたら、それは政治家としてアウト。今回は、謝ったら許してあげてもいいのかなって。選挙を前にして、完全に世論の風向きだけを見ている」と呼びかけた。
そして「やっぱり、絶対に許しちゃいけないラインと。言葉だけでやめろっていうのはね。言葉で変えるんじゃなくて、能力で見ていかないと。有権者の方も、その認識がないと。また次の大臣、能力がある大臣が言葉だけでやめろってなるのかっていうのは、僕は疑問だと思う。言葉でやめさせているのは、民主国家としてどうなの」と語っていた。
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