被害者親族、近隣警察に相談=「いくら言っても動かない」―県警に情報共有、当時の対応調査・川崎民家遺棄

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2025年05月21日 15:01  時事通信社

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時事通信社

神奈川県警本部=横浜市中区
 川崎市川崎区でアルバイト岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件で、岡崎さんと連絡が取れなくなっていた1月中旬、捜査の開始を求めていた親族が「いくら言っても神奈川県警は動いてくれない」と近隣自治体の警察に相談していたことが21日、警察関係者への取材で分かった。

 近隣自治体の警察本部は、神奈川県警に対応状況を確認するなどしていたが、岡崎さんは結果的に遺体で見つかった。県警は「検証チーム」を設置し、昨年12月に岡崎さんが行方不明となった前後の対応に問題がなかったか確認を進めている。

 警察関係者によると、岡崎さんの親族は今年1月中旬、近隣の警察本部に勤務する知人の警察官に「いくら言っても神奈川県警が動いてくれない。どうしたらいいのか」などと訴えた。

 これを受けて警察本部の担当課は、相談があった旨を神奈川県警本部や川崎臨港署に伝えた上で、対応状況などを確認した。同署は「やることはやっている」と回答したといい、警察本部は、県警に連絡をした旨を岡崎さんの親族に伝えた。

 県警は取材に対し、当時の対応について「検証チームの調査が終わるまでは答えられない」としている。

 岡崎さんの親族らによると、岡崎さんは昨年12月20日に行方が分からなくなり、同22日に家族が県警に行方不明届を出した。岡崎さんは行方不明になる前、元交際相手の白井秀征容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=から嫌がらせや付きまといを受けたと周囲や警察にたびたび相談。親族も県警に捜査するよう訴えていた。

 県警は4月30日、ストーカー規制法違反容疑で白井容疑者宅を家宅捜索し、床下から岡崎さんの遺体を発見した。 

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