【日本ダービー何でもランキング】“大尾形”の8勝は不滅の大記録 友道師も2位にランクイン

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2025年05月21日 17:00  netkeiba

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22年のダービーを制した友道康夫調教師(写真左、撮影:下野雄規)
 6月1日(日)に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。今年も皐月賞馬ミュージアムマイルをはじめ、2歳王者クロワデュノール、無敗制覇を狙うファンダムなど好メンバーがエントリーしている。そんな世代の頂点を決する一戦でかつて生まれた記録とは。今回は「調教師」にスポットを当てベスト3を紹介する。

 一度制すだけでも栄誉といわれる同レースにおいて、複数回勝利したトレーナーは20人いる。1位は多大な功績の数々から“大尾形”と称され、日本競馬の発展に大きく寄与した尾形藤吉元調教師。まだ東京優駿大競走と呼ばれた第3回にフレーモアで初制覇を決めると、36年トクマサ、43年クリフジ、52年クリノハナ、56年ハクチカラ、61年ハクシヨウ、63年メイズイと白星を重ねる。さらに厩舎晩年の77年には、ラッキールーラで制して自身8度目の勝利を飾った。

 2位は3勝で4人いる。41年のセントライトなどの田中和一郎元調教師、33年カブトヤマなどの大久保房松元調教師、54年ゴールデンウエーブなどの藤本冨良元調教師とそうそうたる面々が並ぶが、現役で名を連ねるのが友道康夫調教師。16年にマカヒキでビッグタイトルを手にすると、18年にはワグネリアンで2勝目をマークした。22年にはドウデュースで3勝目。今年は京都新聞杯覇者のショウヘイを送り込み、単独2位の4勝目を狙う。

 3位は2勝で15人。古くは32年ワカタカや42年ミナミホマレの東原玉造元調教師、60年コダマと64年シンザンの武田文吾元調教師など。昭和から平成にかけては83年ミスターシービー、89年ウィナーズサークルの松山康久元調教師ら。また、戸山為夫元調教師は68年タニノハローモアから24年間の月日を経て、92年にミホノブルボンで2勝目を挙げた。

 また、3人の現役調教師も並ぶ。矢作調教師は12年ディープブリランテと20年コントレイルで、藤原英昭調教師は10年エイシンフラッシュと21年シャフリヤールで、堀宣行調教師は15年ドゥラメンテと23年タスティエーラで制している。今年、矢作厩舎はホウオウアートマン、堀厩舎はファイアンクランツを登録。前者は抽選対象だけに、まずは運を味方に付けて大舞台へ駒を進めたい。

【調教師のダービー勝利数ランキング】(敬称略)
■1位 8勝
尾形藤吉

■2位 3勝
田中和一郎
大久保房松
藤本冨良
友道康夫

■3位 2勝
東原玉造
久保田金造
武田文吾
増本勇
松田由太郎
茂木為二郎
松山吉三郎
松山康久
戸山為夫
松田国英
瀬戸口勉
角居勝彦
矢作芳人
藤原英昭
堀宣行

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