それぞれ「With you -Sheryl On Stage-」「With you -May’n Space」と題された2日間は、May'nが歌声を通して命を吹き込んできた、アニメ『マクロスF』のヒロイン、シェリル・ノームと、自身のアーティストとしての歩みを軸に展開された、20周年を記念するメモリアルなステージ。シェリルへの感謝と愛、そしてファンへの思いが詰まった、特別なコンサートとなった。
初日「-Sheryl On Stage-」では、シェリル・ノームのマネージャーであるグレイス・オコナー(声:井上喜久子)の呼びかけからライブがスタート。May'nはその声に導かれるように登場し、シェリルとしてのステージに立った。「Welcome To My Fanclub’s Night!」「禁断のエリクシア」「射手座☆午後九時Don't be late」といった人気曲を畳みかけるように披露し、声優・遠藤綾のセリフとの掛け合いを通して、“ふたりでひとつ”のシェリル・ノームを臨場感たっぷりに体現してみせた。
「20年の自分を振り返りながら、明日に向けて歩き出せるセットリストを組みました」と語ったMay'n。ファンやスタッフのリクエストに応えた「鏡」では、静かに、しかし確かな想いを届けた。終盤には「Chase the world」「graphite/diamond」などで場内の熱気を高めたあと、デビュー曲「May’n☆Space」を歌い上げ、シンガロングの大合唱とともに本編を締めくくった。
May'nは、アーティスト活動20周年を記念したアルバム『TWENTY//NEXT』を8月13日にリリース予定。さらに、10月12日には東京芸術劇場コンサートホールで9年ぶりのシンフォニックコンサート『TWENTY Around for You』を開催する。アニバーサリーイヤーの締めくくりとして、ツアー『May'n 20th Anniversary Live Tour 2026「THE BEST of May'n」』も決定しており、2026年3月8日に愛知・Zepp Nagoya、15日に大阪・Zepp Namba、21日に東京・Zepp Hanedaなどでの開催が予定されている。