『ABEMAスポーツタイム』より(C)AbemaTV ABEMAのスポーツ番組『ABEMAスポーツタイム』が18日に放送され、好投を続けるドジャース・山本由伸の投球術を解説した。
【写真多数】一瞬誰かと…大谷翔平&山本由伸の覆面レスラー姿 同番組は“スポーツの熱狂を先取りする”ことを目指す新感覚のスポーツ番組。今回は、野球のメインコメンテーターとして元MLB選手の齋藤隆、元プロ野球選手の杉谷拳士が生出演した。
MLBコーナーでは、今月15日のアスレチックス戦で6回3失点6奪三振を見せ、チームトップの5勝目に輝いた山本由伸のスゴさを、ドジャース投手の“先輩”である齋藤が解説した。
齋藤はアスレチックスの強打者・ソーダーストロムから三振を奪ったシーンに着目。1球目はストライクの軌道から外に逃した152キロのストレート、2球目は1球目の対角線に鋭い落差のカーブ、3球目は1球目と同じ軌道から落とすスプリットを投じた。
齋藤は「まさに先発投手の理想形!」と大絶賛した上で、「1球目があるから他の球種が活きてくるし、2球目は長い時間かけてストライクゾーンを通るカーブで打者は振ってしまう、3球目もほぼボール球なので、どれを振られてもバットに当てられてもヒットになることはないでしょう。完璧な三振!」と伝えた。
現役時代に山本と対戦経験のある杉谷は「山本投手のカーブは加速して曲がってくる。打てると思って振っちゃうけど、ギュルルンと曲がってくるので、振った後に『絶対ボールじゃん…』と気づく。スプリットを投げられたら諦めた方がいい。途中まで150キロの真っすぐなのに、急にストンと落ちて『なんだよ…』って思う」と振り返り、「僕がまた山本投手と対戦するなら初球から決めたい。追い込まれたら絶対にキツいから」と“攻略法”を語った。