EL制覇への意気込みを語ったアモリム監督 [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、タイトル獲得への意気込みを示した。20日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。
最終節を残すのみとなったプレミアリーグで16位に低迷するマンチェスター・ユナイテッドだが、ヨーロッパリーグ(EL)では8シーズンぶり2度目の優勝に王手をかけている。リーグフェーズを5勝3分無敗の3位で終えると、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダ、リヨン、アスレティック・ビルバオを撃破。ここまで1度も敗れることなく、決勝の地『サン・マメス』への切符を掴み取った。
決勝戦はトッテナムとの“同国対決”に。アンジェ・ポステコグルー体制2年目の今シーズンはプレミアリーグで17位に沈んでいるものの、マンチェスター・ユナイテッドとの直接対決ではいずれも完封勝利を収めている。
アモリム監督は「このクラブでELを制覇したとしても、残念ながらそれは大したことではない。プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)でタイトルを目指さなければならないんだ。もちろん、ヨーロッパのタイトルであることに変わりはないが、それだけでは十分ではない」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「プレミアリーグで競争力を発揮し、CLに出場する準備はまだできていない。それは理解している。だが、勝利が必要だ。この大会で優勝し、ファンに何かを与え、CLに出場するために我々は戦わなければならない。もちろん勝ちたいと思っている」
「ヨーロッパのタイトルを獲得すれば、人々は違った目でチームを見るだろうし、それは未来にとってプラスになるはずだ。このクラブを再びトップへ押し上げるためにはもっと大きな課題がある。それでも、明日の勝利は我々にやるべきことをやり遂げるための力を与えてくれるだろう」
注目の決勝戦は日本時間22日の午前4時にキックオフされる。