渋谷発“404 Not Found”から生まれる新時代ゲーム『ぎるぐる』 主題歌は中島愛が担当<輪廻の世界観>を描く

0

2025年05月22日 13:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

当日登壇したゲスト。左から主題歌を歌う中島愛、『ぎるぐる』のディレクター・奈良輪和史、キャラクターの声を演じる伊藤ゆいな、ゲームの開発・パブリッシュを手がけるAnnulus代表 細越啓寛 (C)ORICON NewS inc.
 東急不動産とSkeleton Crew Studioが21日、渋谷で世界を目指すゲームクリエイターを発掘し、サポートする「Game Creator Finding」プロジェクトのプレス発表会を開催した。同プロジェクトは、東急不動産が、渋谷を世界へ発信する“クリエイターの拠点”として新たにオープンした施設「404 Not Found(ヨンマルヨン ノットファウンド)」を舞台に、ゲームを通じた都市価値の創造に挑戦するものである。

【動画】新時代ゲーム『ぎるぐる』 主題歌は中島愛が担当<輪廻の世界観>を描く

 プロジェクトの支援第1弾として選ばれたのが、Production Exabilitiesが手がける新作ゲーム『ぎるぐる』。同作は、6月19日にSteamとNintendo Switchで発売予定。生と死の狭間の世界を舞台に、現代を生きる若者の心の葛藤を描いたリアルタイムタクティカルアドベンチャーだ。登場キャラクターはそれぞれ心に闇を抱えた女性たちで構成され、ゲーム内ではプレイヤーの選択によって結末が大きく分岐する重厚なストーリーが展開される。

 今作の主題歌を担当したのが、歌手の中島愛。これまで多くのアニメソングを手がけてきた中島が、同作の世界観に深く共鳴し、独特の浮遊感ある歌声で“希望と絶望の対極”を歌い上げている。「矛盾に満ちた世界の中で、どうにか一歩前に進もうとする想いを歌に込めた」と語る中島の歌声は、ゲームのテーマである“輪廻”や“自分らしく生きる”という問いと共振し、作品全体に深みを与えている。イベントでは、中島の歌い上げる主題歌のミュージックビデオが投影された。

 『ぎるぐる』のディレクター・奈良輪和史は「この作品では、“生”と“死”、“希望”と“絶望”といった、あらゆる対極を描きたいと考えた。中島さんの声は、このテーマにぴったりだった」とコメントしている。主題歌はワーナー・ミュージック・ジャパンより配信予定で、ゲームのリリースと同時にサブスクリプションサービスでも展開される。

 東急不動産は同プロジェクトを通じて、渋谷のまちづくりとゲーム文化を融合させ、「クリエイターが世界に羽ばたく土壌を都市から育てる」新たな都市開発戦略を打ち出す。すでに『ぎるぐる』以外にも、『TWIN SOULS』(制作:CORE8)など複数作品の支援を表明しており、渋谷から世界を狙うゲーム開発の新たなハブが動き出した。「404 Not Found」は今後、クリエイター同士の技術交流や展示イベントなども実施予定。音楽・ストーリー・ビジュアルと多層的な体験が融合するこの新たな拠点から、都市とコンテンツの未来が共に更新されていく。


動画を別画面で再生する




    ランキングゲーム・アニメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定