『DROP/ドロップ』© 2025 Universal Studios『ハッピー・デス・デイ』シリーズや『ザ・スイッチ』のクリストファー・ランドン監督最新作『DROP/ドロップ』が7月11日(金)より公開されることが決定。日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。
幼い息子を育てるシングルマザーのバイオレット。夫の死を乗り越えていない彼女はためらいながらも、マッチングアプリで知り合った男性とのディナー・デートを承認する。最上階にあるレストランで席に着くと、突然スマホに見知らぬ誰かからDROPメッセージが届く。
送られてきたのは、息子の命と引き換えに、「目の前のデート相手を殺せ」という指示だった…。犯人は半径15m以内、このレストランに居る誰か。バイオレットは孤軍奮闘を余儀なくされる。
本作の着想は、プロデューサーのキャメロン・フラーの実体験に基づいているという。キャメロン・フラーは、旅行先のレストランで食事をしていた際、突如としてスマホに奇妙なDROP通知が届いたことを明かしており、「美しいレストランでディナーを楽しんでいたら、突然誰かからDROPが届き始めて…。最初は気にも留めなかったけれど、食事が進むにつれてその内容がどんどん怖くなっていって……」と、当時の驚きと不安をふり返っている。
主演を務めるのは、テレビシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル シーズン2」(2022)で一躍ブレイクを果たしたメーガン・フェイヒー。本作では、虐待の被害者を専門にカウンセリングを行う心理学者であり、夫を亡くし幼い息子を育てるシングルマザー、バイオレット役を熱演している。
そんなバイオレットのデート相手・ヘンリー役には、2024年公開の話題作『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』で大役を務めたブランドン・スクレナーが抜擢された。
このたび解禁された日本版予告編では、主人公バイオレット(メーガン・フェイヒー)が高層ビルから落下しそうになるスリリングなシーンの後、「やり直せたら…」という意味深な言葉で始まる。
マッチングアプリで知り合ったヘンリー(ブランドン・スクレナー)と眺めのいい窓際の席で、「マッチングアプリって変態ばかり」などと笑い合いながら、束の間の出会いを楽しんでいたその時、突然、彼女のスマホに見知らぬ誰かからDROP機能を使った、不気味なメッセージが次々と送られてくる。
最初は悪ふざけかと思っていたが、やがてそれは現実の恐怖へと変わる。「目の前のデート相手を殺せ」。息子が待つ自宅には、銃を持った覆面の男が侵入。バイオレットは半径15メートル以内の至近距離から監視され、スマホは完全にハッキングされてしまう。
相手に話しかけることも、店員や隣の客に助けを求めることもできない。犯人はどこにいるのか? その目的とは? 息子の命は?
果たしてバイオレットは、この絶体絶命の状況から逃れられるのか? すぐそばに潜む“見えない恐怖”に、期待が高まる映像となっている。
さらに、ポスタービジュアルも解禁。主人公バイオレットの目元と、彼女が手にするスマホを大きく捉えた、インパクト抜群なデザインとなっている。「半径15メートル以内、全員容疑者。」という挑発的なキャッチコピーと、不安げに辺りを見渡すバイオレットの視線が示すのは?
そして、一挙に公開となった6点の場面写真では、バイオレットが目の前のヘンリーに助けを乞うかのような目で見つめている印象的なカットや、机や割れたグラスの破片が散乱したレストランで尻もちをつくように倒れ込む様子に加えて、容疑者のひとりであるテーブル担当の怪しげなホールスタッフなど、物語の緊迫感と恐怖が鮮明に伝わるものとなっている。
“匿名性”という名のデジタル社会の恐怖。一瞬で日常が崩壊する、現代ならではの緊張と疑念が渦巻くかつてないスリラーが、幕を開ける。
『DROP/ドロップ』は7月11日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)