ピアス１４００万円相当窃盗容疑＝自宅に保管、モンゴル人４人逮捕―警視庁

　甲府市で開催された貴金属展でピアス１４００万円相当を盗んだとして、警視庁捜査３課は２３日までに、窃盗容疑で、住居不定、無職アルタンサン・ナランバートル容疑者（４１）らモンゴル国籍の男女２人を再逮捕した。盗品のピアスを預かったとして、盗品等保管容疑でガンバートル・ツォグトバヤル容疑者（２６）＝東京都荒川区東尾久＝ら同国籍の２人も逮捕した。

　アルタンサン容疑者らの逮捕容疑は４月９日午後１時半ごろ、甲府市で開かれた貴金属展でピアス５９点（販売価格計約１４００万円）を盗んだ疑い。ガンバートル容疑者らは同２２日、５９点のうち１９点を自宅で保管した疑い。

　同課によると、アルタンサン容疑者は、台東区上野の宝飾店の関係者を装って入場。展示中のピアスをポケットに入れて盗む姿が防犯カメラに映っていた。

　ピアスはＪＲ上野駅のコインロッカーに入れ、その後、ガンバートル容疑者らが受け取った。同容疑者は「モンゴルに行く人に渡すように言われた」と話し、報酬数万円を受領したという。同課は転売目的で窃盗を繰り返したとみて調べる。