ナポリ、“デッドヒート”を制して2年ぶりのスクデット獲得! マクトミネイ&ルカク弾で最終節勝利

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2025年05月24日 05:53  サッカーキング

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決勝弾を挙げたスコット・マクトミネイ [写真]=Getty Images
 セリエA第38節(最終節)が23日に行われ、ナポリとカリアリが対戦した。

 ここまで37試合を消化したリーグ戦で23勝10分4敗を記録し、勝ち点「79」の首位に立つナポリ。2年ぶりのセリエA制覇を目指してアントニオ・コンテ監督を招へいした同クラブは、今季開幕から好調を維持して最終節を迎えた。しかし、2位インテルと勝ち点差「1」で臨む大一番に指揮官は不在。コンテ監督は前節パルマ・カルチョ戦で退席処分となったため、ベンチ入り禁止のなかでカリアリ戦に臨んだ。

 試合は立ち上がりの10分にナポリが最初の決定機を作り出す。カリアリのコーナーキックからプレーが再開されると、ニアに構えたマッテオ・ポリターノがクリア。跳ね返したボールは相手にわたったが、勢いよくプレスをかけたレオナルド・スピナッツォーラがヘディングのバックパスをカットし、ナポリがカウンターに転じる。バイタルエリアまで運んでボックス内にスルーパスを出し、走り込んできたビリー・ギルモアがシュート。だが、鋭い飛び出しを見せたGKアレン・シェリに防がれた。

 以降はナポリが攻勢を強めてゲームの主導権を握る。 38分には中盤左サイドで華麗なパスワークを披露し、アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサからボールを受けたジョヴァンニ・ディ・ロレンツォが右サイドに展開。ポリターノが巧みな個人技でマーカーを縦に振り切り、ペナルティエリア内からゴール前にクロスを送る。浮き球のボールはGKに弾かれたものの、こぼれ球の先で待ち受けていたスピナッツォーラがシュートを放つ。しかし、カリアリもGKアレン・シェリを中心に2回スピナッツォーラのシュートをブロックし、大きなピンチを凌ぎ切った。

 そんななか、42分にホームチームがスコアを動かす。敵陣左サイド深くでパスを受けたスピナッツォーラがドリブルを開始。右足に持ち替えてボックス手前のディ・ロレンツォに繋ぐと、相手を揺さぶるように右サイドで待つポリターノに配球する。細かいタッチから左足でクロスを入れ、ゴール手前にポジションを取ったスコット・マクトミネイがアクロバティックに反応。豪快なジャンピングボレーでネットを揺らして先制点を挙げた。

 すると、51分にナポリが貴重な追加点を奪う。GKを交えたポゼッションで攻撃の糸口を探るが、カリアリも組織的なプレスで対応。ナポリは最終ラインでパスを繋ぎ続けたものの、自陣右サイド深くに追い込まれる形でアミル・ラフマニが大きくボールを蹴り出す。ハーフウェイライン付近で待つロメル・ルカクが体を張って収めると、戻ってきた2枚目のディフェンダーを華麗な個人技で突破。屈強なフィジカルを生かしてボックス内に侵入し、冷静にゴールへと流し込んでリードを広げた。

 結局、そのまま試合は2−0で終了し、ナポリがカリアリを撃破。2位インテルも勝利を収めたが、ナポリが2年ぶり通算4度目のスクデット獲得を決めた。

【スコア】
ナポリ 2−0 カリアリ

【得点者】
1−0 42分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)
2−0 51分 ロメル・ルカク(ナポリ)

【動画】ナポリ優勝決定の瞬間!
ついに待ち望んだ瞬間#ナポリ が2位インテルを勝ち点1上回り
2シーズンぶり4度目のスクデット獲得‼

街、スタジアム中が歓喜の渦に包まれる🔥

🇮🇹セリエA第38節
🆚ナポリ×カリアリ
📺#DAZN でLIVE配信中#SerieADAZN pic.twitter.com/4OSEkxV0U6— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 23, 2025



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