2025年F1第8戦モナコGP アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がウォールにヒットし、タイヤがパンク 2025年F1モナコGPの金曜、レーシングブルズのリアム・ローソンはフリー走行1=17番手/フリー走行2=5番手、アイザック・ハジャーはフリー走行1=13番手/フリー走行2=6番手だった。
レーシングブルズは、今回アップデートコンポーネントとして、フロントコーナー、ビームウイング、リヤウイングの変更を申告している。また、チームがハジャーのパワーユニットにエキゾーストシステムのシーズン4基目を投入したことが明らかになった。シーズン中に許される基数であるため、ペナルティは受けない。
ハジャーは、限界を探るなかで、FP2で2回クラッシュを喫した。まずセッション開始から約7分後、ヌーベルシケインの入口で、ウォールに接触し、左リヤタイヤがパンク。自力でピットに戻ることができたが、このインシデントが原因で赤旗が掲示された。さらにセッション残り約10分のところで、サン・デボーテ出口でリヤタイヤをウォールに激しくヒット。無線で「俺は本当にバカだ! 単なるマヌケだ!」と嘆いたハジャーは、この時も、幸いピットに戻ることができた。
レーシングディレクターのアラン・パーメインは、ハジャーのインシデントに関して、次のように説明した。
「アイザックにとって、波乱のある一日だった。FP1終盤、ターン15のイン側の壁に接触してしまい、念のためセッション間にフロントサスペンションを交換した。FP2の序盤には、ターン10に入る際に壁に接触してリヤタイヤがパンク、そのタイヤがホイール周辺の空力パーツに損傷を与えた。構造的なダメージはなかったため、再びコースに出て、彼も最後には良い形で終えることができた」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)フリー走行1=17番手(1分13秒429/37周)/フリー走行2=5番手(1分11秒823/32周)
「今日は僕たちにとって前向きな一日だった。このサーキットは週末を通して積み上げていくようなコースのひとつだ。朝のセッションの後、大きな一歩を踏み出すことができたが、当然ながら明日は全員がさらに前進してくるだろうし、僕たちも追い続けなければならない。今日は多くの変更を加えた。今後も作業を続けていくつもりだ」
「過去に他のフォーミュラカテゴリーでここを走ったことはあるが、F1マシンで走る方がはるかに素晴らしい。速いし、反応もとても良い。この素晴らしいマシンで走ると、本当に楽しいんだ。ここを走るのは特別な体験だよ」
「明日は重要な一日になるので、FP3でさらに一歩前進できるよう集中し、予選に向けて良い状態に自分たちを置けるようにしたい」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)フリー走行1=13番手(1分13秒187/35周)/フリー走行2=6番手(1分11秒842/17周)
「強烈な金曜日だった。モナコでのフリープラクティスは、トラフィックの影響で通常よりずっと慌ただしい。楽しかったが、同時に本当に大変だった。壁に擦ったり、限界を常に試していたりと、少し難しい一日だった」
「FP2では、(クラッシュによって)ダメージがあると感じたため、マシンをガレージに戻せないかもしれないと思って本当に心配した。でも運良く戻ることができた。それによって、セッション終盤にソフトタイヤでさらに数周走ることができた」
「自分のミスでチームに余計な負担をかけてしまい、申し訳なく思っている。彼らは今日、素晴らしい仕事をしてくれた」
https://twitter.com/F1/status/1925971014552301603
[オートスポーツweb 2025年05月24日]