シンガー・ソングライター山崎ハコ(68)が24日、ヒューリックホール東京で「50周年記念&バースデーライブ」を開催した。
デビュー50周年ツアーを開催中。18日に68歳の誕生日を迎え、この日は850人のファンとともに自身の誕生日を祝った。
20年に夫でギタリストの安田裕美さんを亡くし、「5年前に、多分もうできないだろうと思っていた。やりたかったけど50年は無理かもしれない。気力と元気が出ないと思った」と悲しみで打ちひしがれていたことを明かした。さらに「ずっと(心の中で)緞帳(どんちょう)が下りている」と今の気持ちも表現した。
それでも「多分、安田さんが私の歌を聞きたいんじゃないかな。大先輩ではあったけど、私のファンでいてくれて、自分の中のアイドルでいてくれている。『ハコちゃんやらないの?』ときっと言うし、もしやらなかったら『俺のせいだね。俺が死んじゃったからだね』と多分言う。そう思わせたら絶対にかわいそうだと思って、だから『大丈夫』と言わないといけない」と、もう1度気持ちを奮い立たせた。
この日はゲストとして竹中直人(69)や風間杜夫(76)らが駆けつけ、誕生日と50周年を盛大に祝われた。さらに50周年記念アルバムから「元気かい」を披露。安田さんへの思いを込めた曲だといい「『元気かい? ハコちゃん』と言われると私も『そっちも元気?』と言いたくなる。そうやって2人で交信していく歌」と語った。
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安田さんへの思いとともに「辞める宣言はない」と生涯現役を宣言。「1人で真っ暗闇だけど、みんなが応援してくれて歌を待ってくれていた。50年も年取ったけど、やっているよ」と語りかけ、「いろんなことがあってもみなさんも一緒ですよね。みんなで見えない手をつないで、生きて立っています。機会があったら見に来てください。ハコはどっこい歌ってます」と前を向いた。
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