ルクレール、Q1まで制覇もポールに届かず「期待しただけに悔しい」FP3クラッシュのハミルトンは素早い修復に感謝

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2025年05月25日 15:00  AUTOSPORT web

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2025年F1第8戦モナコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が予選2番手
 2025年F1モナコGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、ルイス・ハミルトンは4番手だった。

 地元出身のルクレールは、FP3まですべてのプラクティスでトップタイムをマーク、予選Q1でも最速だった。しかし、その後はランド・ノリス(マクラーレン)との僅差の戦いに。Q2でノリスに続く2番手となった後、Q3最初のラップではマクラーレン勢に続く3番手に。2回目最後のアタックラップで暫定トップに立ったルクレールだが、その後、ノリスに逆転され、0.109秒差の2番手となった。

 ハミルトンはFP3でクラッシュ。チームがマシンを修復し、無事に予選に出場することができた。チーム代表フレデリック・バスールによると、ギヤボックス、フロントサスペンション、リヤサスペンションを交換したということだ。

 ハミルトンは予選で4番手を獲得。しかし、Q1でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の走行妨害を行ったと、スチュワードに判断された。チームが後方のフェルスタッペンがスローラップを走っているという誤った情報をハミルトンに伝えたために妨害が起きたのだが、スチュワードは情状酌量はせず、ハミルトンに3グリッド降格ペナルティを科した。そのため、ハミルトンは7番グリッドからスタートすることになる。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)FP3 1番手(1分10秒953/25周)予選 2番手(Q1=1番手1分11秒229:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分10秒581:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分10秒063:ソフトタイヤ)

「今週末を迎える前は、特に高い期待を抱いていたわけではなかったから、フリープラクティスで連続してトップに立てたことは、前向きな兆候と感じた。だからこそ、結局ポールを獲ることができなかったことに、多少の失望を感じている」

「明日のレースは興味深いものになるはずだ。2回のピットストップが義務付けられているために、チーム間で戦略的な駆け引きが生まれることになるし、グリッド後方からのマシンが上位争いに加わる可能性もあるため、面白くなるはずだ。母国のストリートサーキットでレースをするのが楽しみだよ」

(走行後の会見で語り)「常にやれることはあるものだが、最終的には、これが僕たちにとって可能な最善の結果だったと思う。本当に良いラップだった。最初のラップは少し残念だった。なぜなら、良いファーストラップを走れると、2回目のアタックに向けて少し自信がつくからだ。それができなかったし、セクター2でトラフィックに引っかかってしまった」

「もちろんとても悔しい。今年の僕たちのマシンには、勝利を狙えるポテンシャルがないことは理解している。でも今週末はマシンのフィーリングが良かったんだ。ここで2番グリッドだと、1位を奪うのはかなり難しいだろう」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)FP3 5番手(1分11秒516/26周)予選 4番手(Q1=6番手1分11秒575:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分10秒883:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分10秒382:ソフトタイヤ)

「今日は厳しい一日だったが、多くのポジティブな要素もある。FP3の後にチームがマシンを修復してコースに復帰できるようにしてくれたことに、心から感謝している。素晴らしい仕事をしてくれた」

「予選では、持てる力を最大限に使って戦った。だから、当然、スターティンググリッドのポジション(が降格されたこと)にがっかりしている。今週末ずっとマシンのフィーリングにも、自分たちの進歩にも満足していたんだ」

「2ストップ戦略が義務化されたことで、間違いなくレースに複雑さが加わるだろうが、同時にチャンスが生まれる可能性もある。引き続きプッシュし続け、強力な結果を目指して戦うことを目指す」

https://twitter.com/F1/status/1926259637700985061

[オートスポーツweb 2025年05月25日]

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