【バスケ】琉球桶谷HC「ちょっと偉そうに話していいですか」初の2冠へ逆王手 27日決着へ

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2025年05月25日 17:26  日刊スポーツ

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勝利しハイタッチをし合う琉球ゴールデンキングスメンバー(撮影・増田悦実)

<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)プレーオフ:琉球87−75宇都宮>◇チャンピオンシップ決勝



琉球(西地区1位)の桶谷大ヘッドコーチ(HC、47)が、集大成となる第3戦へ期待感をにじませた。


前日24日の第1戦で敗れた宇都宮(東地区1位)に勝利し、1勝1敗で27日午後7時5分開始の第3戦(横浜アリーナ)に向かう。大一番に向けて「1日空きますが、自分たちの後半にあった流れを忘れずにしたい」とし、細部のハードワーク継続を焦点に挙げた。


この日は前半を35−43で折り返し、第3クオーター(Q)終了時点で63−64。食らい付いたことが、第4Qに荒川楓(27)が2本の3点シュートを決めるなど、勝負どころでの決定力につながった。


桶谷HCは「ちょっと偉そうに話していいですか」と切り出すと「4年連続でファイナルに来ているところで(準決勝の)三遠戦も1試合目で負けて、昨日は『本当にファイナル?』っていう感じでやっちゃっていたんじゃないかなと、正直感じていました。僕ら(コーチ陣)もエナジーがなかったんだろうな。チームもエナジーがなかったんだろうな。ファンの人たちも(宇都宮)ブレックスさんに負けているなと思っていた」と振り返った。


中立地の横浜開催ながら、ファンの大歓声に背中を押され「『今日ぐらい3戦目も出してくれたらな』と思います。ちょっと偉そうにすみません。『でもキングスって、そういうことやん?』と思います。僕らはアンダードッグなので。だからこそ、みんなで声を出して、熱い試合を3戦目したいと思います」と思いを語った。


第3戦を制すれば、Bリーグ発足後初となる天皇杯との2冠を達成する。この日12得点の脇真大(23)は「僕たちがやらないと、ファンの人たちも熱くなれない。僕たちが見せていくことによって、ファンの人たちも熱くなれると思う。そこは第3戦、僕たちが熱くなって、ファンの人たちにも熱くなってもらえればと思います」と決戦を見据えた。【松本航】

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