2ゴールを挙げたヒンシェルウッド[写真]=Getty Images
プレミアリーグ第38節(最終節)が25日に一斉開催され、トッテナムとブライトンが対戦した。
トッテナムは今シーズン、リーグ戦で大苦戦。37試合が消化した時点で21敗を喫し、17位に低迷している。しかしUEFAヨーロッパリーグで決勝まで進むと、マンチェスター・ユナイテッドを1−0で下し、2008年以来の主要タイトルを獲得している。
一方のブライトンは、ここまで勝ち点「58」の8位につけている。来シーズンの欧州大会に出場する可能性は残されているものの、他会場の結果にも左右される状況となっている。
日本代表MF三笘薫はベンチスタートとなった一戦で、15分にトッテナムがPKを獲得する。左サイドからマティス・テルが仕掛けると、相手の足がかかり転倒。笛が鳴らされると、キッカーを務めたドミニク・ソランケが冷静に決め切り、先制点を奪う。さらにトッテナムは38分にビッグチャンス。テルが抜け出し、シュートを放つも、ブライトンGKバルト・フェルブルッヘンがゴールを死守。追加点は許さない。
0−1のビハインドで後半を迎えたブライトンは、後半の頭から三笘を投入。前節、逆転勝利を収めた再現を目指す。すると、51分にジャック・ヒンシェルウッドがCKのこぼれ球に反応。右足でシュートを叩き込み、1−1の同点に追いつく。さらに64分にもヒンシェルウッドが追加点。同点弾と同じようにCKの流れから、ヒールキックで押し込んだ。
88分にはブライトンが試合を決定づける3点目をゲット。ディエゴ・ゴメスが得たPKをマット・オライリーが沈め、スコアを1−3とする。後半アディショナルタイムには、ディエゴ・ゴメスが強烈なミドルシュートを突き刺し、後半で4得点を記録。そのまま試合は終了し、ブライトンが4−1で勝利を収めた。
この結果、ブライトンの8位が決定。他会場の結果、惜しくも来シーズンの欧州大会出場とはならなかった。ホームで敗戦を喫したトッテナムはリーグ戦22敗目を記録。今シーズンを17位で終えた。
【スコア】
トッテナム 1−4 ブライトン
【得点者】
1−0 17分 ドミニク・ソランキ(トッテナム/PK)
1−1 51分 ジャック・ヒンシェルウッド(ブライトン)
1−2 64分 ジャック・ヒンシェルウッド(ブライトン)
1−3 88分 マット・オライリー(ブライトン/PK)
1−4 90分+4分 ディエゴ・ゴメス(ブライトン/PK)