アルカラスのゴールでエヴァートンが勝利[写真]=Getty Images プレミアリーグ第38節が25日に行われ、ニューカッスルとエヴァートンが対戦した。
一斉開催となった最終節。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの真っ只中にいる4位のニューカッスルと、最終節の結果を受けても順位の変動が生まれない13位のエヴァートンが激突。ニューカッスルは勝ち点66で3チームが並ぶ中で、勝利を収めて自力でCL出場権を手にしたいところだ。
序盤にペースを握ったのはアウェイのエヴァートン。背後のスペースを狙ったロングボールを使うと、ベトを中心に攻め込んでいくが、ニューカッスルも簡単にはゴールを割らせない。
エヴァートンは24分に決定機。ジェームズ・ガーナーがバイタルエリアから強烈な右足ミドルシュートを放つが、これはGKニック・ポープがしっかりとセーブする。
なかなか良い形で攻撃を仕掛けられていなかったニューカッスルだったが、31分にボックス手前からサンドロ・トナーリが強烈なミドルシュート。これはGKジョーダン・ピックフォードがセーブ。こぼれ球をアレクサンデル・イサクがボックス内から狙ったが、これもセーブされてしまう。
互いに多くの決定機を作れずに0ー0で後半を迎えると、勝ってCL出場権を手にしたいニューカッスルが前に出ていく。しかし先にゴールを奪ったのはエヴァートン。65分、カウンターに出ようとしたニューカッスルのボールを奪うと、左サイドからのヴィタリー・ミコレンコのクロスをカルロス・アルカラスが豪快にヘッドで合わせて、エヴァートンが先制する。
負ければ6位以下に転落する可能性があり、CL出場権を逃す可能性のあるニューカッスル。スタンドのサポーターも心配する表情を見せており、ピッチではなんとか同点ゴールを目指して攻め込んでいく。
しかし、エヴァートンも粘り強く戦い、最後までゴールを許さず。0ー1でエヴァートンが逃げ切り勝利。敗れたニューカッスルの選手たちは他会場の結果を知らずに落胆する表情を見せていたが、アストン・ヴィラがマンチェスター・ユナイテッドに2ー0で敗れた結果を受け、2023ー24シーズン以来となる2年ぶりのCL出場権を確保。選手たちもピッチ上で安堵の表情を見せていた。
【スコア】
ニューカッスル 0−1 エヴァートン
【得点者】
0ー1 65分 カルロス・アルカラス(エヴァートン)