磯村勇斗『僕達はまだその星の校則を知らない』で民放連ドラ初主演 堀田真由は自身初の高校教師役に挑戦【コメントあり】

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2025年05月26日 05:00  ORICON NEWS

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7月スタートのカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』より (C)カンテレ
 俳優の磯村勇斗が7月スタートのカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』毎週月曜 後10:00)で主演を務めることが発表された。磯村は本作で民放連続ドラマで初主演を果たす。

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 本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。

 脚本は、連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)など、数々のヒット作を世に送り出した大森美香によるオリジナル作品。チーフ監督として、ドラマ『アバランチ』『ウソ婚』(いずれもカンテレ・フジテレビ系)、今秋配信予定の『イクサガミ』(Netflix)が控える山口健人が参加。そして、2024年日本民間放送連盟賞・テレビドラマ部門最優秀賞を受賞したホームドラマ『春になったら』をプロデュースした岡光寛子(カンテレ)と白石裕菜(ホリプロ)が再びタッグを組む。

 主人公のスクールロイヤー・白鳥健治(しらとり・けんじ)を磯村、元・男子校の教師で主人公にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々(こうだ・すず)を堀田真由、そして約9年ぶりの民放連続ドラマ出演となる稲垣吾郎は2人が勤務する私立高校の理事長・尾碕美佐雄(おざき・みさお)を演じる。

 磯村が演じる白鳥は、小さな法律事務所で働く弁護士。星や植物、豊かな自然が好きで、幼少期から文字や音に「色」や「匂い」を感じる独特な感性を持っている。感覚が周囲と違うことやマイペースな性格で集団行動になじめず、学校という存在自体に恐怖と不信感を抱え、不登校になった過去がある。

 その後、見事司法試験に合格したものの、大手弁護士事務所では挫折を経験し、現在は小さな法律事務所に勤めていた健治は、ある日恩人でもある事務所の所長によって濱ソラリス高校にスクールロイヤーとして派遣されることに。渋々再び“学校”へと通い始めた健治は、臆病で不器用な彼なりに、法律や校則を武器に“生徒の最善の利益”のために奮闘するものの、学校という社会は白黒つけられないグレーな問題ばかり。

 十人十色の悩みを抱える生徒や個性的な教師、さらには腹の底が見えないらつ腕理事長と関わる中で、健治の個性は学校をどのように導いていくのか?そして彼自身も、自分の過去のトラウマや家族と向き合っていき…。

 2023年からデビュー10周年を迎えた昨年にかけて、報知映画賞助演男優賞、第47回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、エランドール賞新人賞など国内の映画賞をほぼ総なめにしてきた磯村。さらに、テレビドラマに目を移すとドラマ『不適切にもほどがある!』『クジャクのダンス、誰が見た?』(共にTBS系)といった話題作にも出演し、世間の注目を浴びている。いずれも硬軟問わず作品ごとに幅広い役柄を演じ分ける彼が、今回満を持して民放連続ドラマ初主演を務める。

 堀田が演じる幸田珠々は、合併前の男子校「濱浦工業高校」の元教師で「濱ソラリス高校」3年桜組の担任教師。担当教科は現代文で、宮沢賢治の大ファン。何事にも一生懸命で社交性があるが、八方美人的な面もあるため、生徒と保護者、学校との間に挟まれて悩むこともしばしば。男女共学となった高校にやってきた風変わりなスクールロイヤー・白鳥健治のサポート役を任されたことをきっかけに、宮沢賢治にどこか雰囲気が似ている健治が徐々に気になりはじめ…。

 俳優デビューから節目となる10年目を迎えた堀田は、役柄によってさまざまな表情を見せる演技が高く評価され、近年は『たとえあなたを忘れても』(ABC)『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系)と立て続けに主演を務め、日曜劇場『アンチヒーロー』『御上先生』(共にTBS系)でも存在感を放つほか、映画・CM・モデルと幅広い表現で多くの人を魅了し、磯村と共に昨年のエランドール賞新人賞を受賞するなど、今最も支持されている俳優の一人。今作で本格的には初共演となる磯村との、ほほえましいやりとりにもぜひ注目が集まる。

■出演者コメント

▼磯村勇斗
――ドラマのオファーを受けたときの心境は?
まず、民放連続ドラマの初主演という大役を託していただいたことがうれしかったです。今回、お話をくださったプロデューサーのお二人とは、ドラマ「TWO WEEKS」(2019年)でご一緒し、その際「いつか主演でやりましょう」というありがたいお言葉をいただいていたので、本当にオファーをしてくださって現実となったことが何よりうれしいです。少しでも成長した姿をお見せして、白鳥健治として恩返しをしていきたいです。

――脚本を読んだ感想は?
臆病でつかめそうでつかめない愛きょうがあり、人と違う感性を持っている健治という人物を脚本の大森美香さんに作っていただいて、演じるのがおもしろそうだな、でも難しそうだな、と思いました。スクールロイヤーとして助言する立場ではありますが、生徒・先生・保護者のそれぞれの悩みに向き合いながら健治自身も成長していきます。そこに宮沢賢治の世界観が加わり、星がたくさん出てきて、とてもあたたかい世界観になっていると思いました。

――演じる白鳥健治の役どころと魅力は?
幼い頃からお星さまが好きで、とても敏感で独特な感性を持っているキャラクターです。それゆえ、彼なりの悩みがあり、生きづらさを感じながら大人になりました。学校にもトラウマがある彼がスクールロイヤーとして高校へ入り、生徒や先生と接する中で成長していきます。おそらく視聴者の皆さんは第1話を見たときに「健治ってどういう人なんだろう?」という、いい意味でモヤっとしたものが心に残るかもしれませんが、見ていくうちにクセになるキャラクターだと思いますので、ぜひ一緒に応援してくださるとうれしいです。

――ドラマの見どころと意気込みは?
白鳥健治はスクールロイヤーとして学校に訪れます。弁護士として、法という公正に判断できる、白黒つけられるものを仕事にしていますが、学校という場所で生徒や先生、保護者の悩みといった灰色の部分にどう向き合っていくかが大切なドラマです。その周囲に人間の心の動きがあふれていて、ときに汚く、ときに美しく描かれていきます。このドラマを見た日くらいは星を見上げてみようかな、上を向いてみようかなと思えるドラマになっていますので、フラットな気持ちで楽しんでいただけたらと思います。

▼堀田真由
――ドラマのオファーを受けたときの心境は?
主演の磯村さんは、お芝居にストイックに向き合っていらっしゃり、お芝居を愛し愛される方なんだろうなとテレビ越しに拝見していました。そんな磯村さんがどんな健治を演じられるのかを考えていたら、きっといい作品になるんだろうなと思い、私も参加させていただけることがとても幸せに感じました。初めて高校教師役を演じますが、これまでは生徒役が多かったので、先生を演じられる年齢になったことが感慨深いです。私の中では先生というものが特別な存在だったので、大事な役を俳優デビュー10周年のこのタイミングで演じられることがとても楽しみです。

――脚本を読んだ感想は?
大森美香さんが描くセリフひとつひとつに思いやりや優しさがあって、読んでいて自分らしくいていいんだ、と安心できる脚本だったので、とてもクセになりました。学園ドラマは生徒が中心となるイメージがあったのですが、本作は先生たちにも光が当たっています。大人である教師や法律家であっても、どんな人であっても、一人の人間だからこそ、完璧な人はいないと思います。登場人物それぞれが、それぞれの個性を肯定しあって、人と人がつながっているということを改めて脚本を読んで感じました。

――演じる幸田珠々の役どころと魅力は?
珠々は高校3年生の担任教師。宮沢賢治が大好きで、同じ名前を持つ白鳥健治に少しずつ引かれていくという役柄です。健治は幼少期の経験や人と違う感性を持っていることから、周りから普通ではないと言われてきていますが、珠々は逆に生徒たちから普通のいい先生だと言われています。特別に秀でていることがなく、平均点を取り続けることに、コンプレックスを抱いている人物です。「普通」という言葉はネガティブに捉えられることもありますが、共感性が高いことや優しさを持っているということだと思いますので、健治と珠々、異なる2人が近づくことで、健治の苦手だった学校が最後にはどんな色に映るのか、楽しみです。

――ドラマの見どころと意気込みは?
大人であっても完璧な人はいないからこそ、みんなが不完全な部分を認め合いながら人とつながっていくのだと、脚本から感じました。ドラマを見てくださった方が夜空を見上げたくなるような、思いやりのあるあたたかい作品になったらいいなと思っています。

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