「僕達はまだその星の校則を知らない」磯村勇斗主演の新ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月期に放送決定した。
本作は、「宇宙の一部になりたい」――独特の感性を持つがゆえに、人生にも仕事にも臆病だった弁護士が、少子化による共学化で揺れる私立高校に、スクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、若者たちの青春に不器用ながらも必死に向き合っていく、大森美香によるオリジナル学園ヒューマンドラマ。
民放連続ドラマ初主演となる磯村が演じるのは、小さな法律事務所で働く弁護士・白鳥健治。星や植物、豊かな自然が好きで、幼少期から文字や音に色や匂いを感じる独特な感性を持っている。感覚が周囲と違うことやマイペースな性格で集団行動になじめず、学校という存在自体に恐怖と不信感を抱え、不登校になった過去が。ある日、恩人でもある事務所の所長によって「濱ソラリス高校」にスクールロイヤーとして派遣されることに。
磯村は「彼なりの悩みがあり、生きづらさを感じながら大人になりました。学校にもトラウマがある彼がスクールロイヤーとして高校へ入り、生徒や先生と接する中で成長していきます。おそらく視聴者の皆さんは第1話を見たときに『健治ってどういう人なんだろう?』という、いい意味でモヤっとしたものが心に残るかもしれませんが、見ていくうちにクセになるキャラクターだと思いますので、ぜひ一緒に応援してくださるとうれしいです」と呼びかけ、「弁護士として、法という公正に判断できる、白黒つけられるものを仕事にしていますが、学校という場所で生徒や先生、保護者の悩みといった灰色の部分にどう向き合っていくかが大切なドラマです。その周囲に人間の心の動きがあふれていて、ときに汚く、ときに美しく描かれていきます。このドラマを見た日くらいは星を見上げてみようかな、上を向いてみようかなと思えるドラマになっていますので、フラットな気持ちで楽しんでいただけたらと思います」とコメントしている。
また本作のヒロインには、堀田真由が決定。合併前の男子校「濱浦工業高校」の元教師で、「濱ソラリス高校」3年桜組の担任教師・幸田珠々。担当教科は現代文で、宮沢賢治の大ファン。健治のサポート役を任されたことをきっかけに、宮沢賢治にどこか雰囲気が似ている健治が徐々に気になりはじめる。
「初めて高校教師役を演じますが、これまでは生徒役が多かったので、先生を演じられる年齢になったことが感慨深いです」と思いを明かした堀田は、「大森美香さんが描くセリフひとつひとつに思いやりや優しさがあって、読んでいて自分らしくいていいんだ、と安心できる脚本だったので、とてもクセになりました」と脚本の印象を述べ、「大人であっても完璧な人はいないからこそ、みんなが不完全な部分を認め合いながら人とつながっていくのだと、脚本から感じました。ドラマを見てくださった方が夜空を見上げたくなるような、思いやりのあるあたたかい作品になったらいいなと思っています」とメッセージ。
そして、稲垣吾郎が約9年ぶりに民放連続ドラマに出演。演じる尾崎美佐雄は、「濱ソラリス高校」を運営する学校法人・濱学院の理事長。合理的な思考をもっており、とある理由からスクールロイヤーとして目の前に現れた健治に対してそっけない態度を取る。
「自分が理事長という役割になったのかと思うと感慨深かったです(笑)今回初めてご一緒するスタッフの方も多いですし、若い俳優さんとの共演も楽しみです」と撮影に期待を寄せた稲垣は、「欠けているもの同士が埋め合わせられる場所はあるよ、と教えてくれるすてきなドラマです。とは言いながらも、難しいことは考えずに月曜日の夜に少しだけ優しい気持ちになれる作品だと思います」と本作について語った。
「僕達はまだその星の校則を知らない」は7月期月曜22時連続ドラマにて放送予定(カンテレ・フジテレビ系)。
(シネマカフェ編集部)