King&Prince×ミッキー「大事にしているものに繋がり」特別カット公開/インタビュー

0

2025年05月26日 07:00  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

ミッキーマウスの新オフィシャルテーマソング「What We Got 〜奇跡はきみと〜」を制作したKing&Prince

日本人アーティストとして初めてミッキーマウスのオフィシャルテーマソングを制作したKing&Princeの永瀬廉、高橋海人(ともに26)がこのほど、日刊スポーツの取材に応じ、楽曲「What We Got 〜奇跡はきみと〜」について語った。“ベストフレンド”となった2人とミッキーたちの特別ショットも本紙で独占公開!


   ◇   ◇   ◇


「世界の端まで照らす」「奇跡はここで」−。「ミッキーマウス・マーチ」に続く公式曲。軽快なメロディーに前向きな歌詞。聴く人の足取りが思わず軽くなるような、ミッキーらしい多幸感たっぷりの1曲に仕上がった。2人にとっても予想外のコラボだったという。


永瀬 「本当に俺ら?」みたいな、確認からでした。本当に大きいことだったので驚きがありましたね。 高橋 ミッキーは自分が小さい時から当たり前みたいな存在。世界にいろんな人がいる中で、自分たちが選んでもらえるということに衝撃でした。


ミッキーとは「ベストフレンド」の仲。ともに人に笑顔を与える存在で、和やかな空気感も似通う。


高橋 自分たちが選んでもらえたきっかけとかを聞いていくと、King&Princeが持っている性質と、ミッキーが持っている性質、大事にしているものにつながりがあって。自分たちもどっちかというと、ファンタジーの世界というか、きらびやかな印象を持ってもらえていると思うんです。そういったキラキラしたところ、友達みたいな仲の良さとか、身近さとファンタジーなところが共存しているところが共通点として選んでもらえたのかなと。


永瀬 アイドルという職業の見ている人を幸せな気持ちや前向きな気持ちにする、っていうジャンルの共通項だったり。個人的には2人の雰囲気がディズニーの世界観とマッチしているのかなと。平和で緩さもあり、でも、決めるところは決めるというところがディズニーさんやミッキーとコラボできる機会になったのかなと個人的には思います。


原曲をベースに、永瀬と高橋が日本語訳詞を手がけた。


高橋 僕らが伝えたいことの大きいイメージは一緒だったんです。廉は「みんなで手を取り合う」というメッセージを込めたい、と。僕はミッキーや廉だったり、近くにいる存在を感じる歌詞を入れたかったので、「何げなく過ごしている日常も奇跡の積み重ねで大事な瞬間だよね」というような言葉を選ばせて頂きました。


永瀬 僕らなりにハッピーな雰囲気にアレンジさせてもらいました。ディズニーさんはグローバルだから、広めの世界観というか「あなたじゃなくて世界中が」ということを意識しました。日本語は同じ意味でも言い方が何パターンもあるので、どの言葉を選ぶのか迷いながら作りました。


原曲に日本語をはめていく、歌詞のチョイスにはこだわりを重ねた。


永瀬 音にはめるっていうところもあるので、本当はこの言葉を使いたいけど音に合わないよね、長いよねっていう大変さも含めて楽しくできました。「世界中で声を重ねて」とか本当に“みんな”というのを入れたかった。奇跡、マジック、魔法とかファンタジーな言葉もディズニーぽいなって。


高橋 そういったところをどこまで使おうか悩んだりしたんですけど、やっぱりKing&Princeの通じる点というところで、「魔法」だったり「奇跡」という言葉は、しっかりパンチラインとして入れていきたいなと。


振り付けは高橋と親交が深く、過去にグループの楽曲の振り付けを担当したs**t kingzのNOPPOが担当した。


高橋 NOPPOさん自身もミッキーを愛してらっしゃって。いろんな作品を見返して研究して、ミッキーの映像作品に出てくる動きみたいなものも振り付けの中にたくさん取り入れられている。キャッチーで世代問わずいろんな人が踊れるような振り付けなんですけど、その中にもミッキーへの愛がめちゃくちゃ練り込まれているのがポイントだなと思います。


永瀬 「魔法をかけて」のところは2人で実際に魔法がかかって一緒に躍り出したり。遊びの部分というか、すごい好きですね。


デビュー7周年の23日に楽曲配信とミュージックビデオ(MV)が公開。MVはポップカルチャーの発信地、東京・渋谷が舞台。ミッキーが渋谷を訪れるという珍しく特別な世界観の中、2人との友情が描かれている。多くの人になじみのある景色、スクランブル交差点で2人がミッキーたちと踊るシーンも印象的だ。


高橋 こんなMV見たことないです。ミッキーといろんな感情になって、遊んだり踊ったりってなかなか見られない。同じ世界にいて、めちゃくちゃ感動しちゃうMVになっています。奇跡ですね。


永瀬 ミッキーと同じ世界観で一緒に踊るというのは感動しました。フルでも見てほしいです。


高橋 気分を上げたい時にも楽しい時にも聴いてほしい。日常のいろんなタイミングで聴いて、この曲が1つ1つのタイミングの気分をちょっとでも高めてくれたら良いなと思います。 永瀬 落ち込んだ時でも良いし、さらにテンション上げたい時でも。ディズニーさんやミッキーたちとの曲なので、すごいポジティブな前向きなエネルギーを与えてくれます。


自分らしく大切な人を思う友情ソングでもあり、身近な奇跡を歌った楽曲。2人が最近感じた“奇跡”は、今月上旬にみずほPayPayドーム福岡で開幕したツアーだという。2人体制初のドーム公演は念願の光景だった。


高橋 2人でドームの会場に立てたというのは、2人になってから頑張ってきて、達成感だったりいろんな感情になりましたね。こんなにいろんな人が集まってくれるのは、奇跡というか当たり前のことじゃないなって。


永瀬 そうだね。それって確かにファンと起こした奇跡というか。福岡公演をやってみて感じました。


高橋 ファンのみんな1人1人がどこかのタイミングで好きになってくれて、でも、ずっとずっと好きでい続けられるって簡単じゃないじゃないですか。ずっと好きでいて、会場まで来てくれたのもうれしい気持ちになりましたね。


ミッキーと同じ、エンターテインメントを届ける立場の2人。ミッキーが世界中で愛される理由をどのように感じたのだろうか。


永瀬 小さい頃から意識せずとも近くにいてくれた。我々と同じ感覚の人が世界中にたくさんいて、時代が変わってもみんなの近い存在というのが愛される理由なのかなと思います。


高橋 どんな時もずっと笑顔でいてくれるというか、「夢を見させてくれるんだな」って思える人だからな気がします。神様的存在ではなく、友達としていてくれているのが理由かなと思います。


永瀬 ミッキーは一貫してブレないというか、エンターテイナーとして最高のパフォーマンスやイベントを見せ続けてくれるから愛されるんだなと思います。


今回のコラボで、グループと個人のアーティスト写真がミッキー仕様になるなど遊び心ある仕掛けも始まった。


高橋 普通だったら、なるべく寄って顔を大きく映すところをキンプリチームがそれを止めて、ミッキーの“3丸”をちゃんと映してくれました(笑い)


永瀬 今回のプロジェクトがあったからこそ撮れるアー写。スペシャル感があって気に入っています。まだ発表していないこともいっぱいあるので楽しみにしていてほしいです。


今年元日掲載の本紙インタビューでは、「四季1個ごとに大きいことを発表できたら」と意気込んでいた2人。元旦に3大ドームツアー、今春にはミッキーとのコラボを発表。今後の期待は高まるばかりだ。


高橋 ただMVを出すだけではなくて、楽しい時間をファンのみんなにも共有できると思います。ミッキーとのコラボレーションもきっと長く続いていくと思うので、とにかくこれを楽しんでいただければと思います! グループとしては…口角が上がるようなことがいっぱいあります。


永瀬 打ち合わせも始まっているので、今はこのコラボを楽しんでもらって。ワクワクしながら待っていてほしいです!


【望月千草】


※高橋海人の高は正式には「はしごだか」


◆「What We Got 〜奇跡はきみと〜」 「ミッキーマウス・マーチ」に続く新たな公式曲。17枚目シングルとして8月6日にCDを発売予定。ミッキーのスクリーンデビュー100周年に向けたキックオフとして、ディズニーが展開するプロジェクト「ミッキー&フレンズ・イン・リアル・ライフ」から生まれたコラボレーション。

    ニュース設定