シンガー・ソングライター松山千春(69)が、25日放送のNACK5「松山千春ON THE RADIO」(日曜午後9時)に出演。物価高に対する石破茂首相の回答に疑問を示した。
松山は全国ツアーのさなか、国会中継で石破首相と立憲民主党の野田佳彦代表の党首討論を見たことを紹介。野田氏から物価高に対する政策を聞かれた首相のコメントを振り返り、「石破さんが『物価高に勝る賃金上昇、これで物価高を乗り越えていく』という答えをしてくれたんだけど、オレはびっくりしたぞ」と印象を語った。
松山は「一国の総理が、いろんな物価が高くなっているのに、こういう手を打ちたい、あんなこともこんなことも、というなら分かるんだけど『いや、物価高くなっても大丈夫ですよ、それを上回る賃金の上昇があれば』。じゃあいったい、賃金どこまで上げればいいのよ」と苦言を呈した。
さらに「考えてみてくれって。ここ1、2年、春闘や連合の頑張りもあって、大幅に賃金が上がった。だからこそ物価も上がっていく。それは当然そうだろう。大企業だったり、中小、零細企業も『賃金あげなきゃ、じゃあ、今作っているものもちょっと値段あげないと、みんなに給料あげられない』っていって、どんどん高くなっていく。これ当然のこと」と指摘。「果たして、賃金上昇だけで物価高は乗り越えられるものなのか、これは石破さんにしてはおかしな説明をしてくれたな、と思って」と私見を述べた。
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