松山千春「コメの値段は下がらないと思う」小泉進次郎農相の備蓄米2000円政策を疑問視

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2025年05月26日 10:00  日刊スポーツ

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松山千春(2023年9月撮影)

シンガー・ソングライター松山千春(69)が、25日放送のNACK5「松山千春ON THE RADIO」(日曜午後9時)に出演。失言で辞任した江藤拓前農相の後任となった小泉進次郎農相のコメ政策について持論を語った。


松山は番組序盤で物価高の話題に触れる中で「農林水産大臣が、江藤さんから小泉進次郎君に代わって、コメ5キロ2000円。国が備えてあった備蓄米を5キロ2000円という形になりまして」と切り出した。


その上で「今、4200円とか、それぐらいで売られているブランドのコメ達は、2000円の備蓄米が出てくることによって、果たしてコメの値段が下がるんだろうか、と。オレは基本的に下がらないと思うんだ」と持論を示し「なぜかと言ったら、スーパーやお米屋さんは、4000ナンボで買っちゃってるんだよ。それをいまさら備蓄米に合わせて2000円で…こんな売り方絶対しない。4000ナンボは4000ナンボでこのまま、備蓄米がなくなるまで、残っていくんじゃないかなと思う」と理由も説明した。


さらに「結果的にコメが上がってしまった、どこに問題があったんだろうか、というのはひとつも解明されないまま、ここまで来てしまった。小泉農水大臣は、なぜこんな、2000何百円のものが4000何百円になってしまったのか、追及する必要がある」と指摘したが、「『検証してみたい』って言ってたけど、検証する前に備蓄米5キロ2000円で出しちゃったからな。明日からどうなるか、という話だよな」と疑問も呈した。


松山は「小泉大臣がやられていることは十二分に分かるんだけど」と努力に理解も示した上で、「消費者のことばかり考えないで、生産者、中間業者、この3つの代表の意見を聞いて、コメ5キロ、どれぐらいの値段が適当なんだろうか、生産者から見てどれぐらいが適当か、スーパーから見て売る側はてどれぐらいが適度か、いろいろ話し合って聞いたという話なら分かるんだけど、ただ単に備蓄していたコメをとにかく5キロ2000円でバーンと売り出せ、そうしたら他の業者も下げてくるに違いない。おおよそ気持ちは分かるんですけど、1回4000何百円という値段を2000何百円に下げるという業者は、なかなか出て来ないのではないかと思いますね」と結論づけた。


コメ価格については「やっぱり、業者、生産者、消費者、みんなで考えながら適正価格はこれぐらいだろうと、見つけるべきだと思う。安ければ安いほどいいのは消費者、高ければ高いほどありがたいのは生産者の気持ちだと思うけど、今、生産者と消費者の間がグチャグチャになっていて、2000円から4000円になっている、という状況。そこをしっかりと見てやってもらいたいと思います」とコメントした。


松山は「小泉大臣も北海道にも来られてたから、気持ちは分かるんですけどね」とした上で「備蓄米もだんだん少なくなってきて、来年の、再来年の備蓄米はどうなるんだって話ですよね。これ考えないでバンバン出しちゃったら、日本は自給率が40%に満たない、資源のない国」とも。「コメは自給率100%と言っておかしくないぐらいですから、そのコメを、日本の主食を大切に守ってもらいたい、それはつくづく思います」と思いを述べた。

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  • 松山千春は政治関係の事では、ムネオのことしか発言しない人だと思っていたわwww
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