

ユカコさんは意外にもあっさりと理解してくれました。泣いてしまったり、怒りだしたりしたらどうしようかと心配していたのでホッとしました。しかし……そんな平穏な日々は、パート先で起きたある事件によって終わりをむかえます。

匿名の通報により、私は全く身に覚えのない疑いをかけられてしまいました。私が備品を盗んだという事実は神に誓ってありませんが、社員さんに立ち会ってもらいロッカーの中を見てもらうことに。するとロッカーの奥の見えにくい場所に……。

あり得ないことなのですが、私のロッカーの奥からなくなったはずの備品が見つかりました……。自分ではないと何度も説明し、その備品を返すかたちで一応理解はしてもらえました。
しかし目の前で物的証拠が出てきてしまった以上、理解をしてくれたのはあくまでも建前上の話。職場の人の私を見る目はすっかり変わってしまいました。私も誰だかわからない人に陥れられたという不安に襲われ……。結局私はこの数日後、パートを辞める決意をしたのでした。
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原案・ママスタ 脚本・ふみまる 作画・マメ美 編集・井伊テレ子