人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』6代目バチェラー・久次米一輝 (C)ORICON NewS inc. Prime Videoの人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン6が6月5日午後8時から配信される。新バチェラーに選ばれた久次米一輝氏は、歴代最年少で、甘いマスクと現役医師というハイスペックぶりで早くも“リアル王子様”と話題を呼んでいる。ORICON NEWSでは久次米氏にさっそくインタビューを実施。舞台となったマレーシアでの旅を振り返ってもらいつつ、気になるこれまでの恋愛や結婚観についても話を聞いた。
【ソロショット】“令和のリアルな王子様”は誰を選ぶのか…女性参加者14人 同番組は、成功を収めた1人の独身男性=バチェラーが運命のパートナーを見つけるため、性格もバックグラウンドも異なる多数の女性たちから“真実の愛”を選び抜く恋愛リアリティ番組。さまざまなシチュエーションで展開されるバチェラーとの非日常的で豪華なデートやカクテルパーティなど、多彩なイベントを通じて繰り広げられる恋愛の駆け引きや、そこに現れる人間ドラマが描かれる。本シーズンは全9話構成となり、初週は第1話から第4話までの計4話を一挙配信する。
■当初は番組に猜疑心(さいぎしん)も…「本当に真剣なのだな」と実感
――今回、6代目バチェラーとなりましたが今まで『バチェラー・ジャパン』シリーズはご覧になっていましたか。
自分がバチェラーに決定してからしっかりと観させていただきました。以前は正直に言うと、参加者の方たちは本当に真剣に将来のパートナーを探すために向き合っているのかなと思っていました(笑)
――そんななか、旅に参加しようと思った理由は?
今年30歳になるという自分のタイミングもよく、将来を意識していろいろな方たちと出会えるチャンスだなと思いました。
――旅に参加して実際のところ、その真剣さ、はどう感じましたか。
僕も真摯に女性たちに向き合いましたし、女性たちも魅力的な方が多く自分の想いや過去の経験を伝えてくれたので、本当に真剣なのだな、と思いました。
――ご両親の反応はいかがでしたか。
父は『バチェラー・ジャパン』シリーズのことを知らなかったので、僕の将来を考えて、以前の職場を離れることに反対ではありました。母はいつも明るく朗らかに応援してくれます。ただ最終的に自分のやりたいことに対しては父も母も応援してくれたのかな、と思います。
――これまではどのような女性がタイプでどのような恋愛パターンが多かったのでしょうか。
友人には『特定のタイプはない』と言われます。特定のヘアスタイルや外見のタイプも言われたことがないです。自分自身では、第一印象で知りたいと思った人は自然と連絡するようになり、会う頻度が増え、お付き合いさせていただくことが多かった。お互い意識をしながら距離を縮めていくことが多かったです。
――すでにモテモテのイメージもありますが、自分から積極的に動くタイプでしょうか。
お相手からグイグイ来られたことで好きになったことはないかもしれない。過去の経験でいえば自分から好きになることが多かったです。
――好きなデートはありますか。
おうちデートも好きだし、友人たちや家族と一緒にご飯を食べたり、楽しい時間を共有したりすることは好きでした。
――周りの人を巻き込んだ関係になることが多かったんですね。
もちろん2人の時間も大切にしつつ、それでだけでなく、自分の大切な人と楽しい時間を一緒に過ごすことは自分にとっても嬉しいことだし、そういう場を楽しんでくれることで、より自分も好きになっていく気がします。
――お別れの経験も。
フルこともフラれることもありましたが、なにかの出来事で別れる、といったことはなかった気がします。仕事や将来に向けて、自分が踏み切れなかったことや、ライフステージの段階でタイミングが違ったなという、すれ違いが増えて別れることが多かったです。特定の“ここがダメだった”という経験はあまりないかもしれないです。
■ローズをわたす基準は“自然体”“温度感”「今後よりその人のことを知りたいと思えるか」
――今回はマレーシアで14人の女性たちが参加しました。女性たちと初対面となるレッドカーペットは緊張されましたか。
僕ひとりと女性たち…という場になる経験はないですし、14人の女性たちと最初に対面したときはとても緊張しました。その緊張が伝わったのか、みなさんが優しい言葉をかけてくれたのがすごくうれしかったです。
――過去のバチェラーの方々も、あそこに立って初めて実感がわいたとおっしゃっている方が多かったです。
僕も同じかも知れないです。レッドカーペットを歩いているときに自分がバチェラーになったんだなと思いました。
――第一印象が一番良かった人に渡す=ファーストインプレッションローズ。第1話の見どころとなりますが、どんな人にどんな時に渡そうというのはあらかじめ決めていましたか。
自分の心が動いたら…より知りたいと思えたら、(ファーストインプレッションローズを)渡そうと思っていました。最初のローズをこんな序盤から渡していいのか?と悩みましたが、考えるということはすでに相手のことを意識している、ということなので渡そうと決めました。
――日本でしてきた恋愛も踏まえ、バチェラーの旅のなかで女性を選ぶ上で特に重要視したことはありますか。
序盤から難しかったです。選んでいく基準は、どちらかが一方的に好意を伝えるのではなくお互いの温度感を大事にしていました。自分が自然体でいられるか、女性たちが自然体でいられるかということを大切にしていました。
――温度感というのは具体的には。
会話のテンポ、トーン、会話の内容も自分や相手の興味があることかどうかも含めて今後よりその人のことを深く知りたいと思えるか、ですね。
――あれだけたくさんの女性がいたら選ぶことも一人ひとり大きな決断になりますよね。
それが難しかったですね。時間も平等に割けるわけではないですし、自分が魅力を引き出せていないだけかもしれないですし。でもみなさん、とても魅力的でした。
――毎シーズン、かなり注目度が高い番組だけにプレッシャーなどはありましたか。
あまり先のことを考えない楽観的な性格なので、プレッシャーは感じていなかったのですが、レッドカーペットを歩き、女性たちと会った時は、しっかり一人ひとりと向き合わなくてはいけないというプレッシャーを感じましたね。
――自分も相手も人生が変わるかもしれないですもんね。
強い思いを持ってきてくれているので、その気持ちに自分は応えられるかなという気持ちはありました。
――そんな女性たちと向き合う上で大切にしたことはありますか。
2人でいる時間は誰かと比べるのではなくその人自身と向き合う、と最初から決めていました。誰かと誰かを比べて(ローズを)渡す人を考えるのではなく“この人に渡したい、より知りたい”と思えた人に渡していきました。
■「自分の想いを伝えること」旅で感じた自身の課題と変化
――ご自身は楽観的とのことですが、旅のなかで大変だったことはありましたか。
頭の中の考えを言語化することが苦手だったので、自分の意図を相手に理解してもらえるように伝えるのは大変でした。
――そのためになにか自分で書き記したりなどは…。
めまぐるしくデートに行くので、日記を書いていました。女性たちも僕がどう思っているかを不安に感じる事もあったと思うので。ただ、日記だけでなく自分の頭の中でもしっかり留めておくようにしました。
――旅の中で自分に変化を感じましたか。
やっぱり自分の考えを伝えるだけでなく、相手が理解して初めて伝わったことになるのだと思いました。以前までは勝手に伝わるだろうとか、わかってくれる人にはわかるだろうと思っていたので、そこは変わらないといけないと改めて思いました。
――旅を経て恋愛観の変化はありましたか。
お互いが自然体でいられるか、居心地の良い時間を2人で過ごせるかという点では、旅を経てもあまり違いはない気がします。
――スマホなどもなく慣れない環境でしたが癒やしはありましたか。
天気が良い日に散歩したり走ったり、汗をかくことで頭の中をリフレッシュするようにしました。つい視野が狭くなってしまう性格なので、走ることに集中したり、一旦心をリフレッシュしたりできる時間は自分にとって癒やしになりました。日本でも、体を動かしたりすることで、悩んでいること、考えることから離れることは大事にしています。あとは気持ちよく寝ること。目覚めがいいと考えもポジティブになるので、(夜は)悩みすぎないようにしました。
――この旅は久次米さんにとってどんな経験になりましたか。
内向きだった自分ですが、より“自分らしくあろう”と思えた、良い経験になりました。
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