フィアット、ブランド初のハイブリッド『600 Hybrid』を導入。600台限定の特別価格も設定

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2025年05月28日 19:20  AUTOSPORT web

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フィアット初のマイルドハイブリッドモデル『600 Hybrid(セイチェント・ハイブリッド)』が上陸
 先行して2024年9月にデビューした電気自動車『600e』に続き、フィアット初のマイルドハイブリッドモデル『600 Hybrid(セイチェント・ハイブリッド)』が上陸。通常価格より20万円低いローンチ特別価格が600台限定で適用され、5月27日より発売開始となっている。

 イタリアらしいDolce Vita(ドルチェヴィータ/イタリア語で『甘い生活』)の世界を表すアイコニックなデザインに、快適性と革新性、テクノロジーを詰め込んだコンパクトSUVとして登場した600eは、実質的に『500X』の後継車的な立ち位置ながら、ここまではBEV(バッテリーEV)仕様のみの、純粋な電気自動車として展開されてきた。

 そこへ登場した今回の内燃機関(ICE)搭載モデルは、新開発の1.2リッターガソリンターボエンジンと、出力16kWの電動モーターを内蔵した6速デュアルトランスミッションを組み合わせる。48Vの駆動用バッテリーは897.9Whの容量が確保され、システム出力は107kW(145PS)、気になるWLTCモードは23.2km/Lとなっている。

 フィアット初となるこの新世代の48Vマイルドハイブリッドシステムは、電動モーターのアシストにより低速から力強いトルクが立ち上がり、スムーズで心地よい加速を味わえるとともに、低速時の100%電動走行も実現。走行状況によって最大約30km/hまで電気による走行が可能で、信号待ちの多い市街地走行では1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、市街地での実用燃費を飛躍的に向上させている。

 併せて高効率な高速走行時にはエンジンが主体、中速域で安定した走行中は、状況に応じてエンジンとモーターを切り替えて走行し、前述の数値はBセグメントの輸入コンパクトSUVでトップクラスの性能を実現している。

 今回はベースグレードの600ハイブリッドと、上級グレードとなる600ハイブリッド・ラ・プリマが用意され、前車はボディ同色のダッシュボードとブラック色のファブリックシート(フィアットモノグラム入り)を採用。後車のラ・プリマはアイボリーのダッシュボードとエコレザーシート(同モノグラム入り)を採用し、まさにドルチェヴィータの世界観を体現している。

 そして両車ともにラゲッジルームは385Lの容量を備え、後部座席を倒した状態で最大1256Lの積載が可能に。また15Lという大容量のセンターコンソールを含む、計30Lの収納もフロント各所に備えられる。

 さらにラ・プリマでは主要な運転支援や便利機能が網羅され、おなじみストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールを筆頭に、レーンポジションアシスト、アクティブランバーサポート、ハンズフリーパワーリフトゲート、キーレスエントリーなどが標準に。

 また、発売を記念して6月7〜15日の期間中には全国のフィアット正規ディーラーにてデビューフェアも開催されることに。ボディカラーにはサンセットオレンジ、スカイブルー、ホワイトに加え、このハイブリッド専用色としてイタリアの海をイメージしたシーグリーンを新たに設定した全4色展開とされ、価格はベースグレードの600ハイブリッドが365万円、上級の600ハイブリッド・ラ・プリマが419万円に。このうち後車に適用される600台限定のローンチプライスが399万円(いずれも税込)となっている。

公式サイト:https://www.fiat-auto.co.jp/600hybrid/600hybrid

[オートスポーツweb 2025年05月28日]

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