松坂桃李、コロナ禍の官僚役で大事にしたこと明かす「向き合い方を提示したい」

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2025年05月28日 20:51  ORICON NEWS

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役作りで大事にしたことを明かした松坂桃李 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の松坂桃李(36)が28日、都内で行われた映画『フロントライン』(6月13日 全国公開)ジャパンプレミアに登壇し、本作での役作りについて語った。

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 司会の呼び込みで、劇場後方から客席の間の通路を通って登場。男性陣が黒の装い、女性陣が白の装いで現れた。イベント冒頭に松坂は「コロナ禍を経験した皆さんだからこそ、得るものがあるかと思います。全員が共通して持てるものとして、体験として、皆様、もしかしたら思い思い何かを思い出すことだったり、感じることがあるかと思っています」とし、「今日は最後まで楽しんで帰ってください」とあいさつ。

 本作での役作りについては「そのときどう感じたかということがやっぱり大事で、僕がやらせていただいた立松という役は官僚なんですけれども、批判はされるけど評価されにくい職業と言いますか、仕事と言いますか、表で戦っている人がいる中で、裏でいろんなことを俯瞰で見ながら、いろんなプロセスを踏んでいろんなジャッジしていかなければならないという、周りには伝わりにくい仕事です」と役どころを紹介した上で、「それを今回、厚労省としての今回の出来事の向き合い方を提示したいと僕は思っていたので、そこはすごく大事に演じさせていただきました」と明かした。

 また「本当にどれが正解だっていうことではないんですけれども、間違いなく言えることは、今僕らがコロナに対してこの温度感で、この距離感でいられるのは、間違いなく当時前線で、そして裏で動いてくれたDMATの方たち、医療従事者の方たち、官僚の皆様、関わっていた関係者の皆様のおかげだと間違いなく思います」と力を込めた。

 本作は、2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品。

 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヵ国の3711名。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった―。

 イベントにはほかに、小栗旬(42)、池松壮亮(34)、窪塚洋介(46)、森七菜(23)、桜井ユキ(38)、関根光才監督が登壇した。

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