『DOCTOR PRICE』に出演する(左から)蒔田彩珠、岩田剛典(C)ytv(C)逆津ツカサ・有柚まさき/双葉社 ダンス&ボーカルグループ・EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典が、7月期読売テレビ・日本テレビ系新日曜ドラマ『DOCTOR PRICE』(毎週日曜 後10:30)で主演を務めることが29日、発表された。岩田は医師専門転職エージェント・鳴木金成を演じ、蒔田彩珠が共演。人と金を操り、グレーな手法で、欲にまみれた者たちを裁く痛快医療サスペンスを送る。
【個別カット】カリスマ感あふれる雰囲気!医師専門転職エージェント役・岩田剛典 原作は漫画アクション(双葉社)で連載された漫画シリーズ『DOCTOR PRICE』。ドラマオリジナルのサスペンス展開や、原作者とともに作り上げた新規エピソードを盛り込んで届ける。
アーティスト活動にとどまらず、俳優としても幅広く活躍を続ける岩田は、医療過誤を起こし、自殺した父の死の真相を追い求める主人公・鳴木を演じる。TBS系日曜劇場『御上先生』富永蒼役の好演も記憶に新しい蒔田は、鳴木が善なのか、悪なのか、その本性をつかみかねながらも、鳴木のもとで働き、行動をともにする夜長亜季を演じる。今作で初めての共演となる2人がバディを組み、軽快な会話劇から、悪を罰する痛快劇まで、さまざまな顔を見せる。
従来の医療ドラマとは異なり、元医師の主人公・鳴木が狙うのは、病気を抱える“患者”ではなく、転職したい“医師”。医師の希望をかなえるため、医療業界に潜む“悪”を裁き、大金を巻き上げるダークヒーローが誕生。お金にまつわる医療業界の情報を駆使して、思わぬ方法で劣勢をひっくり返す痛快劇となる。その先には、父の死の真相につながる“衝撃の結末”が待っている。
【役柄&コメント全文】
■鳴木金成(34)
転職エージェント会社「Dr.コネクション」社長。元極東大学病院・小児科医。コンサルタントの平均売上は年間2000万円なのに対し、億超えの売上を誇る。元医師としての知識や情報量、交渉力により、すべてを思惑通りに進めて、依頼をかなえる。自信に満ちあふれた態度と歯に衣着せぬ発言で依頼人の医師や病院を手玉に取り、圧倒する。好きなものは、紅茶と金。3年前、医師だった父が医療過誤を犯し、病院からも世間からも誹謗中傷を浴び、精神的に追い詰められて自殺している。
■夜長亜季(24)
計算能力・資料作成力に長けた、「Dr.コネクション」の事務スタッフ。マイペースで一見天然っぽさがあるが、思ったことを口にせずにはいられない毒舌の持ち主。そのため、核心を突く発言で依頼人を傷つけることもしばしばある。好奇心が強く、「潜入調査」なども進んで買って出る。特別報酬に釣られて、危険な業務も引き受けるといった現金な一面もあり、鳴木と同じくお金への執着心は強い。鳴木について行くと決めているものの、彼が善なのか悪なのか、その本性をつかみかねている。
■岩田剛典(鳴木金成役)コメント
今回の作品は「医療ドラマ」なのですが、オペのシーンはほぼなく、病院を舞台にしつつもしっかりとした「サスペンス要素」がある「痛快×医療サスペンス」です。新しい視点で医療業界の闇に切り込んでいくので、とてもニュータイプなドラマになりそうだと感じています。
私が演じる主人公の鳴木金成は“ダークヒーロー”のような人物で、口も態度も良くないし、人使いも荒い(笑)。ただ、自分の中に目的意識をしっかりと持っていて、その目的に向かって「使えるものは何でも使う」といった印象です。そのような冷徹さもあるけれど、一方で蒔田さん演じる夜長亜季とバディを組むような側面もあるキャラクターです。
そんな鳴木が迫っていく、ドラマ全体通じてのサスペンス軸がありながら、各話ごとにゲスト出演者がいて、それぞれの人生やエピソードを切り取っていくようなストーリー展開もあり、その両軸で物語が進んでいきます。日曜の夜に、スカッとした気持ちで終われる痛快ドラマとなるようにみんなで力を合わせてつくっていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!!
■蒔田彩珠(夜長亜季役)コメント
台本の前に原作をすべて読ませていただいたのですが、本当に面白くて「次の巻、次の巻…」という感じでどんどん読み進められる作品だったので、夜長亜季役が決まったときは、今までに演じたことがないような毒舌&それを笑顔でごまかすまでがワンセットのようなキャラクターをどのように表現していこうかというのが楽しみな反面、緊張も感じました。でも、そんな夜長が仕事を終えたときに鳴木と報酬の交渉をするのですが、そのやりとりがすごくかわいくて癒やしのポイントでもあるので、その撮影が楽しみです(笑)。
そして、“医師の転職”の話を扱うこともあり、長いせりふだったり、用語の説明が多かったりするので、見ている人にそれがしっかりと伝わるように表現していきたいです。
日曜日の夜に見て、最後はすっきりして、「明日から仕事頑張ろう!」「学校頑張ろう!」って思えるような、そんなドラマにしていけたらと思っています。頑張ります!!
■多鹿雄策プロデューサーコメント
“医療シーンのない医療漫画”という矛盾に、原作を読んだとき、強く惹かれました。登場するゲストは“患者”ではなく、“医師”。さらに毎話、異なる病院が登場。これまでの医療ドラマで一度も聞いたことのないお金にまつわる専門用語。そして、医師専門転職エージェントという存在。初めて尽くしの医療ドラマでありながら、根っこには「人を救う医師を、救う」という物語があります。
私たち生活者にとって、お医者さんは近いようで、遠い人かもしれません。“命を救う”という、容易には想像できない責任感を持って、日々戦っている。だけど、この作品を通して、「医師も、労働環境や家庭環境に悩み苦しむ、ひとりの人間なんだ」ということを感じ、そんな彼らを特別視せず、彼らの人生に選択肢を提示していく主人公の姿に惹かれました。
「医師の給料って、どのくらい?」「医師の働き方って、病院の種類によって異なる?」「病院の経営には、どんな人が関わっているの?」“医療と金”をテーマに、私たちが日常で訪れる病院の構造を学び、悪を罰する痛快劇にスカッとし、隠された医療過誤の真相に迫るサスペンスにドキドキハラハラしながら、お楽しみください!
■原作者コメント
原作:逆津ツカサ氏
ドラマ化、うれしいです!ドラマオリジナルの部分についても、すばらしい出来だと感じています。原作でも使えればよかったのに!と悔しくなるほどでした。一部新規エピソードにも関わらせてもらい、一緒に作り上げているという感覚を覚え、充実した楽しい期間でした。早く皆さまのもとにお届けしたい気持ちでいっぱいです。
作画:有柚まさき氏
ドラマ化のうれしさと驚きでいまだに夢見心地です!これも読者の方々のご声援、関係各位のご尽力あってかなったことです。本当にありがとうございます!プロットや脚本も毎回楽しく拝読させていただいておりました。漫画と違った展開を楽しんでいただけると思います。作画のエッセンスも演出に加えていただいており、放送を大変楽しみにしております!