上川隆也、テレ東「能面検事」主演「映像化不可能」な無表情キャラに「演じ甲斐を感じます」

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2025年05月29日 06:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

テレビ東京系連続ドラマ「能面検事」に主演する上川隆也(C)「能面検事」製作委員会

俳優上川隆也(60)が、7月期のテレビ東京系連続ドラマ「能面検事」(7月11日スタート、金曜午後9時)に主演することになり29日、同局が発表した。


ベストセラー作家中山七里氏の人気小説シリーズをドラマ化。無表情、無感情な大阪地検のエース検察官不破俊太郎が忖度(そんたく)なしで事件の真相を暴いていく司法ミステリーとなる。原作者も「表情筋が1ミリも動かないキャラクターゆえに映像化は絶対無理」と思っていたという作品。「上川隆也さんが演じられると聞いてひと安心」「無表情からどのように感情を表現されるのか大注目」と期待を寄せている。


事務官、惣領美晴とのバディも見どころとなる。上川は「骨子の頑健な世界観の中で奮闘する不破と惣領のバディに魅せられました。中山先生の作品は毎回、演じ甲斐を感じます」とコメントしている。


◆上川隆也コメント


−台本を読んだ感想は。


脚本に続いて原作を読ませて頂き、骨子の頑健な世界観の中で奮闘する不破と惣領のバディに魅せられました。中山先生の作品は毎回、演じ甲斐を感じます。


−演じる役の注目ポイントは。


「規格の中に収まらない」のが主人公の命題なら、不破俊太郎は「規格の中だけにいる」異色の主人公である所ではないでしょうか。


−視聴者の皆さんにメッセージを。


1話1話ご覧になるにつれて新たな謎が立ち現れてくる骨太のリーガルドラマ。是非お楽しみ頂きたいと思います。


◆原作者中山七里氏コメント


「能面検事」の構想を得た瞬間、「ああ、これは映像化が絶対無理な小説だ」とほくそ笑んだのを覚えている。何しろ表情筋が一ミリも動かないキャラクターが主人公なのだ。


海外の映画やドラマと日本のそれを比べると相違点がいくつかあることに気づく。そのひとつが構図だ。海外のものはフルショット(全身を映す)が多く、日本のものはバストショット(胸から上を映す)ものが多い。つまり全身で演技をするか、表情で演技をするかの違いだろうか。


バストショットを多用するドラマなのに、無表情のキャラが主役なのだから成立する訳がない。と、高をくくっていたら何とテレ東さんからドラマ化のオファーが舞い込んだので驚いた。主役は困るだろうなと思っていたが、上川隆也さんが演じられると聞いてひと安心した次第。さて無表情からどのようにして感情を表現されるのか。上川さんの演技に大注目。

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