2026年度後期 連続テレビ小説「ブラッサム」石橋静河が、2026年度後期の連続テレビ小説「ブラッサム」で主演を務めることが決定した。
明治30年、葉野珠は山口県の岩国に生まれた。実母は2歳のときに亡くなり、父と後妻である継母によって育てられる。女学校を卒業後、代用教員として働くも解雇され、故郷の岩国を追われることに。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開く。しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。大正から昭和にかけて、様々な困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合う――。
連続テレビ小説第115作目となる本作は、明治・大正・昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代さんをモデルとした物語。
宇野さんは、作家として活躍しながらファッション雑誌「スタイル」を創刊。終戦後は、着物のデザインや販売も始め、1957年に代表作である「おはん」が野間文芸賞を受賞。自伝的小説「生きて行く私」は、100万部を超えるベストセラーとなった。
本作の原作はなく、物語は「マルモのおきて」「表参道高校合唱部!」の櫻井剛が執筆。宇野さんをモデルとしながらも、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描いていく。
主人公・葉野珠(はの・たま)を演じるのは、「この恋あたためますか」「ブラック・ジャック」『あのこは貴族』などに出演、「半分、青い。」以来、2回目の連続テレビ小説出演となる石橋。
制作発表会見で石橋は「声をかけていただいたよと初めて聞いた時はびっくりして、青天の霹靂とはこういうことか!と思って、いまだにびっくりしているんですけども」と驚きを話しつつ、「宇野千代さんについていろんな本を読み漁っていくうちに『なんて素敵な方なんだ!』と思って、こんなに素敵な方をこれから長い時間をかけてキャスト・スタッフのみなさんと掘り下げていけるんだなと思うととても嬉しいです。朝、全国のみなさんがテレビを見て『今日もいいものを見たな、よし!』と思ってもらえるような作品にしたいと思っていますので応援よろしくお願いいたします」とコメントした。
2026年度後期 連続テレビ小説「ブラッサム」は2026年秋、NHKにて放送予定。
(シネマカフェ編集部)