【 八代目 尾上菊五郎 】 ティファニーから祝幕贈呈 ” 菊の富士山が花開く ” 「私は結婚指輪がティファニーでございます」と照れ笑い

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2025年05月29日 14:11  TBS NEWS DIG

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八代目 尾上菊五郎さんが歌舞伎座「六月大歌舞伎」の祝幕お披露目会見に登壇しました。
 

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襲名興行2か月目の「六月大歌舞伎」では、グローバルラグジュアリージュエラーであるティファニーから、日本画家で鎌倉女子大学教授の大河原典子さんによる「菊富士曙(きくふじあけぼの)」の祝幕が贈呈され披露されました。
 



菊の花(八代目)を富士山に見立て、横に咲くつぼみは六代目 菊之助さんをイメージして、今花開こうとするエネルギーがイメージされています。また、脇にある3つのつぼみは、二人を支える家族や一門の方々を象徴し、今後ますますの発展を寿ぐ気持ちが表されています。背景にはティファニーブルーのグラデーションを取り入れ、夜が明ける様を表現しています。

紋付袴姿で花道から登場した八代目 菊五郎さんは、すっぽん上で立ち止まると贈呈された祝幕を感慨深げに眺め、“すごい…”と、こぼし笑顔を見せました。
 



菊五郎さんは、“原画は拝見させていただいておりましたが、このように祝幕となって歌舞伎座に掛けられた「菊富士曙」を拝見させていただくのが、今日が初めてで、とても素敵な絵を描いていただいた大河原先生にはとても感謝しております”と、頭を下げました。

続けて、“ティファニーブルーと大輪の菊の花。菊の花ことばは「高潔」です。六月興行は気持ちを新たに、この菊の花のように大輪の花を咲かせるよう親子で襲名披露興行を懸命に努めたいと思います”と、決意を語りました。

 



あらためて祝幕のお気に入り部分について聞かれると“富士の高嶺に咲いた菊の花が夜明けに向かって咲き誇り、このティファニーブルーも180年の歴史を誇り伝統と革新を繰り返して、このように近年グラデーションになっている”と、説明。“まさに襲名というのは先人から名前を受け継ぐだけでなく、技や心を受け継ぎ、その受け継いだものを発展させ世界に広めていくのが襲名の意義だと思っています”と、幕に込められた思いを受け止めていました。

報道陣から「ティファニーのものは何かお持ちですか?」と、問われた菊五郎さんは、“私は結婚指輪がティファニーでございます”と照れ笑いを浮かべ、“節目節目にティファニーさんのお品が我々家族のもとにございまして、このように襲名の折に祝幕を贈呈いただけるなんて夢のような話でございまして、とても感激して、今この場に立たせていただいております”と、喜びを語りました。

 



さらに祝幕披露に先立ち、5月29日から6月30日まで開催される東京・銀座三越の「尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名展」オープニングセレモニーにも出席し、テープカットを行いました。

 



菊五郎さんは、“350年の歴史を持つ三越様のもとで、菊五郎、菊之助の襲名展をさせていただけるという、このような光栄なことはございません”と、喜び、“三越様は10時から開店しておりますので、ここで、お弁当を買って歌舞伎座の方に来ていただいて、ぜひゆったりとした気分で6月の公演を見ていただき、また6月の公演を見ていただいた方は、この襲名展に来ていただいてご覧いただき、三越様でお買い物をしていただけたらという風に思っております”と、しっかりアピールしていました。

 



同展示場にはパネル展や舞台衣装のほか、初公開となる親子で演じた「弁天小僧」の等身大アクリルスタンドも展示されたフォトスポットも用意されています。

 



【担当:芸能情報ステーション】

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