2026年度後期朝ドラ「ブラッサム」主演は石橋静河「青天のへきれきとはこのことかと」

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2025年05月29日 14:20  エンタメOVO

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(C)NHK

 5月29日、NHK大阪放送局で2026年後期の連続テレビ小説「ブラッサム」の制作・主演発表会見が行われ、作家の宇野千代をモデルにした主人公・葉野珠(はの・たま)を石橋静河が演じることが明らかになった。

 連続テレビ小説第115作となる「ブラッサム」は、明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした物語。明治三十年(1897年)、山口県の岩国に生まれた主人公・葉野珠が、小説を書きたいという幼き日の夢を諦めず、故郷の山口・岩国を飛び出し、結婚に離婚、震災に戦争、倒産に借金と数々の苦難が押し寄せる中、夢を手繰り寄せ、大正・昭和の激動の時代を突き進んでいく。

 主演に決まった石橋は、オファーを受けた際、「びっくりして、青天のへきれきとはこのことかと思って、いまだにびっくりしている」と驚きを隠せない様子。

 主人公のモデルとなる作家・宇野千代の印象ついては、「本を読み漁ってみたら、なんてすてきな方なんだと」と語り、「こんなにすてきな方をこれから長い時間かけて、皆さんと掘り下げていけるんだと思うと、とてもうれしい」と喜んだ。さらに「全国の皆さんが毎朝、テレビを見て、『今日もいいものを見たな、よし』と思ってもらえるような作品にしたい」と意気込みを見せた。

 なお、俳優の石橋凌と原田美枝子の娘である石橋は、両親には今回の件をこっそり報告済で、「よかったね、頑張ってね、と喜んでくれました」と、その時の様子を明かした。

 また、知人の朝ドラ主演経験者である「おちょやん」の杉咲花からは「花ちゃんはおいしいものに詳しいので、大阪のおいしいお店を教えてもらいたい」、「ひよっこ」の有村架純には「どうやって長期間の撮影を乗り切っていくのか、根掘り葉掘り聞きたい」と、アドバイスを求めるつもりとのこと。

 制作統括の村山峻平氏は、石橋の印象について「役と対話しながら、その人物がどういうものを大切にしているのか、ものすごく掘っていく方」と語り、起用理由については「この人が世界中、日本中、誰を敵に回しても、私は見捨てないという役に寄り添う強さが、このドラマには必要だと思い、オファーさせていただきました」と明かした。

 脚本を担当するのはフジテレビの大ヒットドラマ 「マルモのおきて」のほか、NHKでは夜ドラ「あなたのブツが、ここに」や連続テレビ小説「ブギウギ」などを手掛けた櫻井剛氏。元々、石橋のファンだったという櫻井氏は、「主演が決まって、めちゃくちゃうれしかった」と満面の笑み。俳優としての魅力については「どんな作品でも安定感、安心感が抜群」と信頼している様子。それを踏まえて「葉野珠というキャラクターは、波乱万丈、たくさん恋をして、たくさん苦労して、人生を駆け抜けていったヒロイン。振り回してしまう不安もあったので、石橋さんに決まってすごく安心した。理屈では語りきれない部分も多くある人物になると思うので、その部分を石橋さんにパスして、しっかりヒロイン像として1つにしていただけたら」と期待を寄せた。

 連続テレビ小説「ブラッサム」は、2026年秋放送予定。


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