石橋静河、役名で呼ばれる日に照れ笑い「たまちゃんか。猫みたい」

女優石橋静河（30）が29日、NHK大阪放送局で行われた2026年後期連続テレビ小説の発表会見に出席し、ヒロイン葉野珠（はの・たま）役に決定した。

第115作目となる連続テレビ小説のタイトルは「ブラッサム」。石橋が演じる珠のモデルは、明治、大正、昭和を駆け抜けた宇野千代さん。女性の作家の地位が確立していない時代を駆け抜け、昭和を代表する作家となったパワフルでチャーミングな女性を描く。

石橋は18年前期連続テレビ小説「半分、青い。」以来の朝ドラ出演で、ヒロインは初めて。春ごろにヒロイン決定し、「誰にも言わないで」とくぎをさされたが、「両親にだけは教えたら、喜んでくれました」と、父で俳優の石橋凌、母で女優の原田美枝子にだけは明かしたといい、にっこり。「宇野さんのことを本でいろいろ読んで、こんなすてきな人か、と。長い時間をかけて、キャスト、スタッフの皆さんで掘り下げていけるのがうれしい」と喜びを伝え、「朝、全国の皆さんが、テレビを見て、『今日もいいものを見たな、よし』と思ってもらえる作品にしたい」と意気込んだ。

放送が始まれば、役名にちなんで「たまちゃん」と呼ばれる日もきそうだ。「うれしいですね。たまちゃんか。猫みたい。ちょっと自分のことなのかと思いますが、これから慣れていきたい」と笑顔を見せていた。

タイトルの「ブラッサム」は花の開花を意味する。チームとしては咲き誇れという意味を込めたという。脚本は、23年後期連続テレビ小説『ブギウギ』などを担当した櫻井剛氏。制作統括は村山峻平氏が務め、夜ドラ「あなたのブツが、ここに」のタッグ再結成となる。