【こんな人】26年朝ドラヒロイン石橋静河 偉大な両親…「芝居なんてやらない」からの変化

1

2025年05月29日 18:34  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

朝ドラヒロインの石橋静河は笑顔で会見の臨む(撮影・西尾就之)

NHK大阪放送局は29日、大阪市内の同局で会見を開き、2026年後期連続テレビ小説のタイトルが「ブラッサム」に決まったと発表した。ヒロインは石橋静河(30)が務める。


   ◇   ◇   ◇


17年5月、初主演に抜てきされた「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(石井裕也監督)公開前に石橋を取材した。15歳で米国にバレエ留学し13年に帰国。14年に俳優業を勧められ翌15年に挑んだと聞き、なぜ? と尋ねると声に力がこもった。「小さい頃、1番やりたくないことは俳優。お芝居なんて死んでもやらないと思っていた」。


両親のことをあまり聞かれたくないという意向は聞いていたが「偉大な両親の存在は重圧だった?」と、あえて尋ねた。すると「小さい頃から(2人の)お子さんで、すごいと言われるのが本当に嫌。私と話しているでしょ? と思った」と吐露。一方で「表現者として両親を見た時、純粋にすてきだと思う。否定するのは自分の体を全否定するようなもの。否定しなくなった時に自分らしくいられるのかな」とも口にした。


翌18年にブルーリボン賞新人賞を受賞し、授賞式で司会の大竹しのぶから母の影響について聞かれると「留学から帰って日本の映画を見て、面白い…こういう人に出会いたいと思った」と笑った。自分を守ろうと内に抱えていたこだわりを捨て俳優・石橋静河になった姿は檀上で輝いていた。【村上幸将】


◆石橋静河(いしばし・しずか)1994年(平6)7月8日、東京都生まれ。4歳からバレエを始め、海外留学を経験。13年に帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動後、15年に舞台「銀河鉄道の夜」で女優デビュー。映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」で池松壮亮とダブル主演。NHK「半分、青い。」には佐藤健の妻役で出演。映画「泣き虫しょったんの奇跡」「生きてるだけで、愛。」などにも出演。父は石橋凌、母は原田美枝子、姉はシンガー・ソングライターの優河(ゆうが)。163センチ。

    ランキングエンタメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定