衆院委、30日にオンライン質疑=米有識者出席、規則改正後初めて
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2025年05月29日 21:01 時事通信社

衆院安全保障委員会の理事懇談会終了後、記者団の取材に応じる遠藤敬委員長(日本維新の会)=29日、国会内 衆院安全保障委員会は29日の理事懇談会で、有識者と委員室をオンラインで結ぶ参考人質疑を30日に行うことを決めた。参考人のオンライン出席を可能にする規則改正を衆参両院が2024〜25年に行って以降、実際にオンライン審議が行われるのは初めて。
オンラインで出席するのは、米国の国務省日本部長を務めたケビン・メア氏と、クリントン政権の対日政策のブレーンの一人だったマイク・モチヅキ氏。それぞれ15分ずつ意見を述べた後、日米関係やウクライナ情勢について各党の質問に応じる。委員室には大型モニターを設置。ともに通訳は入れず、日本語で行う想定だ。
日本側の有識者は通常通り委員室で意見を述べる。遠藤敬委員長(日本維新の会)は「災害の際、被災地から離れられない方々に国会で話を聞く場にもなる」と意義を強調した。国会では新型コロナウイルス禍で、参院予算委員会が医療従事者らからオンラインで意見を聴取した例がある。

衆院安全保障委員会の理事懇談会=29日、国会内
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