東京・兵庫でジョー・ペンホール作の舞台『炎の風景』上演決定 辰巳雄大ほか出演者のコメントが到着

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2025年05月30日 04:00  ORICON NEWS

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舞台『炎の風景』に出演する(左から)辰巳雄大、須賀貴匡、小宮有紗、波岡一喜
 舞台『炎の風景』(原題:Landscape with Weapon)が9月12日〜21日に東京・よみうり大手町ホール、9月27日〜28日に兵庫・神戸朝日ホールにて上演されることが決定した。英国シェフィールド国際演劇祭の最優秀演出家賞をはじめ、高い注目を集める松森望宏氏が演出を務め、舞台・映画など幅広いフィールドで活躍するふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大が主演のネッド役としてタッグを組む。

【写真】台詞量は過去一!?舞台『炎の風景』の主演を務める辰巳雄大

 今作はイギリスの劇作家ジョー・ペンホールによって2007年に発表された。「平和のための抑止力」という名目のもと、新型無人航空機開発のため、政府プロジェクトの一員となった航空技術エンジニアの葛藤を描いた作品となっている。

 イギリス人の航空力学研究者・ネッドは平和を維持するために必要な抑止力になるものだと信じ、無人飛行機誘導プログラムであるドローンを開発。兄のダンはそんな弟を非難しつつ、心配している。

 政府側であるロスはネッドに、このシステムを売ってほしいと持ち掛ける。ネッドは話の危険性を感じ、使用権は譲らないと主張するが、話は平行線のまま。やがて秘密情報局のブルックスが現れると、事態は思わぬ方向に。

 出演者は辰巳雄大、須賀貴匡、小宮有紗、波岡一喜。人気と実力を兼ね備えたキャストが、平和を求めるがゆえに理想と現実のはざまで揺れ動く緻密な人間ドラマを繰り広げる。

■辰巳雄大 コメント

『炎の風景』でネッドを演じます辰巳雄大です。役者として、とんでもなく高いハードルを頂きました。台本を読むとそこには、人類を変えるかもしれない軍事テクノロジーを開発した“天才ネッド”の興奮や葛藤が兄のダンやロス、ブルックスという登場人物と共に膨大なせりふ量で描かれていました。せりふ量は自分が頂いた役の中で過去一かもしれません。4人だけの役者で複雑に入り組んだ感情がぶつかり合う会話劇。まさに逃げ場のない戦場です。演出の松森さんや共演者のみなさんと台本の奥の奥まで入り込み、身も心もネッドの人生に捧げて、絶対的なネッドとして舞台に上がりたいと思います。ぜひ、劇場で“炎の風景”を目撃してください!

■須賀貴匡 コメント

ブルックス役を演じます須賀貴匡です。彼は秘密情報局に属していて謎に包まれ、どのような人間なのか現段階では底が全く見えてこない、そこはかとない恐怖を感じました。世界では人間同士の分断や戦争が絶えず起こっています。そんな時代だからこそ、この作品を上演する意義があると感じます。テクノロジーの進化、発展によって人々の暮らしは豊かになる一方で、人間同士のコミュニケーションが希薄になりつつある今、立ち止まって考えてみるきっかけとなる作品になれればいいなと思っております。魅力的なキャスト、スタッフの方々と共に良い作品になるよう稽古に励みたいと思います。ぜひ、劇場まで足をお運びください。お待ちしています。

■小宮有紗 コメント

皆さんはじめまして。ロスを演じさせていただく、小宮有紗です。少人数の舞台に挑戦させていただくのは今回が初めてで、さらに会話劇ということで今からすごく緊張しています。本を読ませていただいたロスの第一印象は普段の自分とはかけ離れた、頭が切れる大人の女性だったので、まだ想像がつかない部分もあるのですが、一つ一つの言葉をロスの言葉として発せられるように、9月に向けて丁寧に向き合っていけたらと思っております。共演者の皆さんとも今回が初めましてなのですが、しっかりと食らいついていけるように頑張ります!ぜひ皆さん劇場にお越しいただけたらうれしいです!!

■波岡一喜 コメント

一見、難解に感じるかもしれない戯曲ですが、書かれているセリフ通りに、ただひたすらに演じてみると、いつの間にか或るところに、たどり着けそうな、そんな予感がしています。
緊張と高揚が入り混じった気持ちですが、精一杯、もがき苦しんで、そして楽しんで、演じられたらいいなぁ〜と。

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