ABCテレビの澤田有也佳アナウンサー(31)が30日、朝の看板番組「おはよう朝日です」(月〜金曜午前5時=関西ローカル)に生出演し、この日をもって同番組を卒業した。澤田アナは、産休に入る。
この日は「澤田アナ卒業スペシャル」と題し、放送。番組MCの同局岩本計介アナから「あっという間の…最終回までね」と言われ、澤田アナは「早かったですね」。今年3月まで金曜サブコメンテーターを務めていた「エルフ」荒川も、「澤田ちゃんに感謝と愛を伝えに来ました」と登場した。
このサプライズに、澤田アナは「びっくりした。私、ほんまに知らなくて、全然。『きょう3人か。ゲストコメンテーターなしでやるんかな』と思ってたら、さっき『澤田ちゃーん、来たで〜』って。私、オープニングでサプライズで誰か来るのは何となく想像してたんですけど、サプライズうんぬんじゃなくて、普通にスタッフルームに入って来たからびっくりしちゃって」と口にした。
荒川も「私も正直びっくりしてて。絶対、澤田ちゃん最終回の日は会いに行きますって、おは朝のみんなに言ってたんですよ。こんな、6時(代の放送)からガッツリ出るとは思ってなかった」と語った。
出演者らが、女性アイドル好きの澤田アナのために、ペンライトとうちわを持って声援を送り、澤田アナも「ちょっと泣くのは早いかもしれないんですけど…」と声を詰まらせた。
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「ちょっとでも朝という、この朝の時間帯に皆さんに元気を届ける、そのために私も全力でやりたいというのがずっとあって。それを視聴者の皆さんも、一緒にやっている皆さんも受け取ってくれてたんやなって、今、その確認ができて、すごくうれしく思います。届いてたんやなって思って。皆さん本当にありがとうございました」と涙ながらに感謝の思いを伝えた。
また、番組のラストには、岩本アナが「卒業だけどアナウンス部という仲間であることは変わりませんし、澤田さんの実家は兵庫県にありますよね。もう一つの実家やと思って…」とメッセージを送り、花束を贈呈した。
澤田アナは「『もう1つの実家やと思って』って今、岩本さんに言われたんですけど…本当にこの『おはよう朝日です』という番組は、何と言いますか…別に誰かが言っているわけじゃないけど、視聴者の皆さんに元気な朝とか楽しい朝を届けるためには、自分たちがまず楽しもうよ、というこの精神が脈々と、たぶん46年目になっても受け継がれている番組で、だからこそ私もそれをいつも心に毎朝、できてたなっていう」と感謝。
そして「本当に楽しい、刺激的な日々でした。寂しさはあるけど、その思いがちょっとでも視聴者の皆さんに届いて、いい1日の始まりを皆さんが迎えることができていたならいいなというふうに思います」と続け、恒例の視聴者向け「皆さん、きょうも元気でいってらっしゃい!」で送り出し。「私もいってきます!」と締めた。
放送を終え、同番組の公式X(旧ツイッター)も更新。「澤田アナ卒業スペシャルでお届けいたしました」「何事にも真面目に、全力で、おは朝のために取り組んでくれた澤田アナ」「本当にありがとうございました!」とつづり、卒業を祝った。
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澤田アナは、1994年1月24日生まれ、兵庫県西宮市出身。東京大学時代には「ミス東大」として活躍し、16年入社。アイドル好きで、趣味にはダンスをあげ、個性を発揮。「おは朝」などテレビに加え、ラジオ「ミルクボーイの火曜日やないか!」などでのトークでも人気を得た。
24年3月に“職場結婚”を発表し、今年3月に第1子妊娠を明らかにし、5月30日をもって産休に入ることを伝えていた。
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