29日、4回目の日米関税交渉のため米ワシントン近郊の空港に到着した赤沢亮正経済再生担当相 【ワシントン時事】トランプ米政権の関税措置の見直しに向け、赤沢亮正経済再生相が29日(日本時間30日)、4回目の閣僚級による日米関税交渉のため米国入りした。6月中旬にカナダで開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせた首脳会談での合意を念頭に、ベセント財務長官らとワシントンで30日に交渉に臨む。
閣僚交渉を前に、石破茂首相は29日、トランプ大統領と電話で会談し、担当閣僚間で議論を詰めることで一致した。首相は会談後、記者団に自動車や鉄鋼・アルミニウムを含めた一連の関税措置の撤廃を求める日本の方針について、「わが国の立場に変更はない」と強調した。
現地時間29日夜、ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港に到着した赤沢氏は、石破氏とトランプ氏の会談について「首脳同士の信頼関係が積み上がってきている。自信を持って交渉したい」と強調した。