国民民主党の玉木雄一郎代表=27日、国会内 国民民主党の玉木雄一郎代表は30日、政府備蓄米について「1年たったら動物の餌になるようなもの」と発言したことについて、「お米を待ち望んでいた皆さまにとって大変不快なものであったと深く反省している」とX(旧ツイッター)に投稿した。これまでは「備蓄制度を説明したものだ」などと釈明していた。
同党の榛葉賀津也幹事長は記者会見で「誤解を生む発言。心からおわび申し上げたい」と陳謝。榛葉氏は「(発言の)切り取りだけを見て(批判を)言っている方々が多い」と玉木氏を擁護する姿勢も見せた。
与野党からは30日も批判の声が相次いだ。公明党の斉藤鉄夫代表は会見で「備蓄米をいかにコメの安定供給につなげていくか議論している時に極めて不適切な表現だ」と語った。
立憲民主党の野田佳彦代表は会見で「これから主食として食べようという人たちがいる時に適切な表現ではない」と指摘。玉木氏が年金制度改革関連法案に関する与党と立民の修正合意を「毒入りあんこ」にたとえたことにも触れ、「食べ物に関する発言が行き過ぎている」と苦言を呈した。