元タレントの中居正広氏の代理人弁護士が30日、フジテレビの第三者委員会に調査報告書に関わるヒアリング記録などを開示するようあらためて求め、声明を発表した。期日は6月6日に設定した。
中居氏側は「5月23日付書面にてご連絡させていただいたとおり、当職らは、貴委員会に対し、本調査報告書及び5月22日付貴回答書につき、当職らの要求事項及び問題の指摘及び釈明の要求を以下のとおり述べさせていただきます」と切り出し、要求事項を記した。
◆要求事項 改めて、本調査報告書作成のために用いられた一切のヒアリング記録及びその他の証拠、事実認定のために使用した資料の開示を求めます。
貴回答書にいうところの「守秘義務」「処分権専有」「独立性」は、いずれも手続的公正性・ステークホルダーへの説明責任と並立可能な原則です。貴委員会が日本弁護士連合会「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」の想定を超える調査・評価を行い、中居氏に名誉・社会的信用の喪失という具体的損害を与えた事実は看過できません。中居氏は貴委員会の調査に対する協力者であり、依頼企業とは別人格の第三者です。
よって、貴委員会は速やかに本調査報告書の逸脱した問題点を撤回し、中居氏の名誉・社会的信用の回復のために、貴委員会のなし得るあらゆることを行うよう強く要求いたします。
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中居氏の名誉・信用回復を強く求めた。
また、「本調査報告書に関わる証拠等の開示について再度の要求」とし、3点をあげた。
<1>本調査報告書作成のために用いられた一切のヒアリング記録及びその他の証拠
<2>性暴力があったとの認定は、どのような証拠に基づいてされているのか、その証拠と、認定と証拠との対応関係がわかる資料
<3>上記証拠の一部ないし全部の開示ができない場合は、その理由を明らかにしてください。
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などとした。
中居氏側は、フジテレビの第三者委員会が調査報告書で記した中居氏の「性暴力」の事実認定は適切だったと22日に見解を示したことに対し、翌23日に「当職らの釈明要求に全く答えておらず、当職らとしては、到底承服いたしかねます」との文書を発表していた。
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