「胸アツでした」と話した高畑充希 (C)ORICON NewS inc. 俳優の高畑充希が30日、京都・東寺で開かれた「映画『国宝』ジャパンプレミア」に登壇し、共演した吉沢亮や横浜流星の美しさを称賛した。
【集合ショット】あまりに豪華すぎ!吉沢亮&横浜流星らがドレスアップして登場 世界遺産にも登録されている真言宗総本山教王護国寺(東寺)は、映画の題名と同じく国宝の金堂、五重塔、御影堂をはじめ、重要文化財の講堂、南大門など貴重な堂宇が建つ。金堂に主演の吉沢をはじめ、横浜、高畑、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙ら出演者が登壇すると、会場に訪れたファンからは歓声とどよめきが響いた。
本作は、黒衣として3年間歌舞伎の世界に身を置き、その体験をもとに執筆した吉田修一氏による小説を、李相日監督の手により映画化したもの。任侠の一門に生まれながら、歌舞伎役者の家に引き取られた主人公・喜久雄(吉沢)が、芸の道に人生を捧げ、やがて“国宝”と称される存在になるまでの50年を描く、壮大な一代記。5月13日〜24日にフランスで開催された「第78回カンヌ国際映画祭」に出品され、公式上映では、約6分間におよぶ熱烈なスタンディングオベーションが巻き起こった。
カンヌ国際映画祭には、大阪での舞台のため参加できなかったことを悔しがった高畑。連日流れるニュースに接し「(吉沢と横浜)お二人の人間じゃないみたいな美しさと、映画全体の美しさが国を超えて伝わったんだなとファンのようにうれしい気持ちになりました」とにっこり。
さらに、ほかにも楽しみがあったようで。「毎度流れてくる(吉沢、横浜、渡辺、李相日監督の)4ショットがカッコよすぎて。4名の写真がイケ過ぎてて、胸アツでした」と語った。
物語は、抗争によって父を亡くした喜久雄が、上方歌舞伎の名門・花井家の当主である花井半二郎(渡辺)に引き取られたことから始まる。喜久雄は、半二郎の息子であり、名門の跡取りとして育てられた俊介(横浜)と出会い、兄弟のように、親友として、そしてライバルとして、ともに芸に青春を注いでいく。天賦の才を持つ喜久雄と、歌舞伎の血統を受け継ぐ俊介の対比も作品の見どころのひとつとなる。