俳優吉沢亮(31)が30日、京都の世界遺産「東寺」で行われた主演映画「国宝」(李相日監督、6月6日公開)ジャパンプレミアに出席した。東寺にある国宝「金堂」のレッドカーペットに共演の横浜流星(28)、渡辺謙(65)、高畑充希(33)、寺島しのぶ(52)、森七菜(23)、見上愛(24)、田中泯(80)ともに登場した。
任侠(にんきょう)の世界から歌舞伎の道へと導かれた1人の男が、芸に人生をささげた50年の軌跡を描く。上方歌舞伎の看板役者・花井半二郎(渡辺)に天賦の才能を見いだされた喜久雄(吉沢)は、半二郎の息子である半也(横浜)のライバルとなっていく。劇中では2人は美しく、息の合った踊りを見せる。
喜久雄の幼なじみで恋人役の高畑は「エキストラのみなさんと客席でみることが多かった」と話し、「歌舞伎とか舞台とか引きの世界で受け取ることが多いが、映画になると圧倒的に寄りの強さに感動した」と振り返った。
撮影中に李監督から「充希、ちょっと来てよ」と呼ばれて、みせられたカットに「吉沢さんの寄りのカットがあった。それがあまりも美しく、引きでも寄りでも見ることができてラッキーしちゃたな」と客席と映像のダブルでの「美」に感嘆したことを告白した。
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