小林克也、FM NACK5『FUNKY FRIDAY』をハワイから生放送 現役最高齢のラジオDJとして知られる小林克也(84)が30日、FM NACK5『FUNKY FRIDAY』(毎週金曜 前9:00〜後5:55)の特別版として、ハワイから9時間の生放送を行った。
【別カット】元気! ハワイから生放送を行った小林克也 同番組は今年、放送開始32年目を迎え、ハワイからの生放送は14年ぶり2回目。小林は「僕にとってハワイは特別なところ。7年ぶりに来たけど何も変わっていないのがうれしかった」と故郷に戻ってきたかのよう。そして「ハワイの良さを知ってもらおうなんて、知ったかぶったようなしゃべりはしたくはなかった。普段と変わらない僕の言葉の中からリスナーが自由に感じてもらえるなら、それが一番いい」と語った。
小林は、これまでも自身のアルバムでハワイの魅力を伝えたり、自ら結成したラップ・バンド「小林克也&ザ・ナンバーワン・バンド」では「うわさのカム・トゥ・ハワイ」(1986年)を作って歌うなど、ハワイの文化や音楽と深いつながりをもってきた。「70年から80年代にかけては毎年、2〜3回のペースでハワイには来ていました。大好きな熱帯植物や海…、そんなハワイの風を感じながら、音楽に浸かるぜいたくな生放送にしたいと思っていた」と言う。
ホノルルのワイキキ・ビーチにあるモアナ・ホテルからの生放送で、同ホテルは1935年から40年間にわたって米軍放送が放送していた『ハワイ・コールズ』のスタートした場所でもある。ラジオDJとして記録を継続中の小林にとってはふさわししく、「『ハワイ・コールズ』の40年の歴史を超える長寿番組を目指す意味も込めて、ホテルのシンボルであるバニヤンツリーが望める部屋に日本から機材を持ち込んでの放送にした」とFM NACK5・片岡尚会長は明かした。
また当初、6月1日に結成40周年記念ライブとしてハワイ公演を予定している人気ロック・グループ「TUBE」の前田亘輝も飛び入りでの出演を予定していた。ところが、就労ビザ問題でメンバーのハワイ入りが遅れ、ラジオ出演は急きょ見合わせ。
さすがの小林も驚きを隠せず「生放送でのハプニングとは言え残念」とした上で「番組の中で彼らの記念公演を盛り上げたかったし、せっかくハワイにいるのですから会いたかったんだけどね…」としつつ「いずれにしても、コンサートは無事にできるようなので、彼らのためにも、またファンのためにも成功してほしい」とエールを送っていた。