上原ひろみ バークリー音楽大学での学生時代を振り返る「音楽漬けの日々」「本当に刺激的でした」

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2025年05月31日 06:10  TOKYO FM +

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上原ひろみ バークリー音楽大学での学生時代を振り返る「音楽漬けの日々」「本当に刺激的でした」
フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00〜9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。

今回の放送では、ジャズ・ピアニストの上原ひろみさんが出演。音楽人生が変わった転機などについて語ってくれました。


上原ひろみさん



1979年生まれ、静岡県出身の上原さん。6歳よりピアノを始め、同時にヤマハ音楽教室で作曲を学ぶ。17歳のときにジャズ・ピアニスト界の巨匠、チック・コリアと共演。1999年にボストンのバークリー音楽院に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年にアルバム『Another Mind』で世界デビュー。2021年には「東京2020オリンピック開会式」に出演。また、2022年よりワールドツアーも本格的に再開。2023年には映画「BLUE GIANT」で音楽監督を務め、「第47回日本アカデミー賞」で最優秀音楽賞を受賞。新プロジェクト「Hiromi’s Sonicwonder」でも精力的に活動をおこない、4月にアルバム『OUT THERE』をリリースしました。

◆上原ひろみの才能を見出したアーマッド・ジャマルの魅力

唐橋:上原さんが音楽人生の最初の転換期として挙げてくださったのは、1999年のバークリー音楽大学への入学でした。日本の大学を中退し、バークリーに留学されたんですよね?

上原:そうですね。バークリーに行って、「ミュージシャンってこんなにたくさんいるんだな」と感じました。世界中から同じ志を持っている人が集まっているのは、本当に刺激的でしたね。

唐橋:どんな学生生活でしたか?

上原:もう、音楽漬けでした。友達と食事をしているときも、結局音楽の話になってしまうんです。友達が全員ミュージシャンなので、常に音楽の話をして、音楽をやっていました(笑)。世界中にこんなにも音楽を愛する人たちがいるんだと感じて、本当に面白かったです。

唐橋:そして、バークリーの卒業直前にプロデビューをされますけども、そこにはアーマッド・ジャマルという伝説のピアニストとの出会いがあったんですね。プロデビューのきっかけを教えていただけますか?

上原:アーマッドは私がバークリーで習っていた先生と友人で、「面白いピアニストの子がいる」ということで、私の作ったデモを聴いてくださったみたいなんです。それでお会いすることになり、レコード会社の紹介をしてもらったり、マネージメントが決まったりと、とんとん拍子にキャリアへのステップを作ってくださいました。

唐橋:そうなんですね。ジャマルさんのピアノの魅力はどんなところですか?

上原:彼はパイオニアというか、誰もやったことのない音楽を作る人なんですよね。今でもトラックメーカーの人が彼の音楽をサンプリングしていますけれども、奇抜ではありつつ、ポップな一面もあるんです。相反するものが共存しているような人で、ずっと新しい音を探し求める探求者のような人でした。

<番組概要>
番組名:NOEVIR Color of Life
放送日時:毎週土曜 9:00〜9:30
パーソナリティ:唐橋ユミ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/color/

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