2025年F1第9戦スペインGP 平川亮(ハース) 2025年F1スペインGPの金曜、ハースのリザーブドライバーである平川亮がフリー走行1回目に出場、23周を走行し、17番手タイムを記録した。
WEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingのレギュラードライバーである平川は、2025年当初はアルピーヌF1のテスト兼リザーブドライバーも務め、第3戦日本GPでFP1に出走。その後、ハースに移籍し、さっそく第4戦バーレーンGPのFP1でオリバー・ベアマンに代わってVF-25をドライブした。第9戦スペインGPのFP1では、エステバン・オコンのマシンに乗って周回。一度、ターン10でコースオフする場面があったが、問題なく走行を続けることができた。
小松礼雄チーム代表は、平川の走行について、次のような感想を述べた。
「亮がハースからFP1に出場するのは今回が2回目でした。今日はブレーキに苦労していましたが、その問題を除けば、良い仕事をしていたと思います。彼のフィードバックは優れており、仕事に対する姿勢も素晴らしく、非常に建設的でした」
「ターン10でコースオフした件については、ドライバーのミスと言えるかもしれませんが、彼のブレーキの性能は予想どおりのものであり、見た目ほど悪い出来事ではありませんでした。亮のパフォーマンスとチームとの取り組み方には全体的に満足しています」
平川は今年、ハースから合計4回FP1に出場することになっている。
■平川亮(マネーグラム・ハースF1チーム)フリー走行1=17番手(1分15秒298/23周)
「今日このような素晴らしい機会を与えてくれたチームに感謝したいです。今日は気温がとても高く、難しいコンディションでした。タイヤがオーバーヒートしやすかったので、管理にはかなり気を使いました」
「ブレーキングで苦戦し、全体的にFP2に向けて改善すべき点が多くありました。セッション後にはデブリーフィングを行い、FP2開始前にいくつかの変更を加えました」
「バーレーンの時と比べてマシンに乗っている際の自信が大きく増し、大幅な前進ができたと感じました。今後もFP1に出場する予定があるので、その機会に向けてしっかり準備を続けていきます」
(チームが発表した動画においてコメントし)「本当に素晴らしい経験でした」
「FP1では、2セットのタイヤを使用しました。最初はC1でスタートしましたが、ブレーキに問題を抱えていました。最初のプッシュラップでコースを外れてしまったのは少し驚きでしたが、その後は問題ありませんでした」
「それからC3で予選シミュレーションを行いました。そのときもまだ少しブレーキに苦しんでいましたが、ラップタイムを記録することができました。最後はC1でロングランを行って締めくくりました」
「最初のラップでコースを外れたことを除けば、全体的に非常にスムーズに進んだので、うれしく思っています。サクヒールと比べても、とてもスムーズに進行しました。進歩に満足していますし、チームに感謝しています」
「僕の走行で、FP2、予選、そして決勝に向けて良いデータを提供できていればと思います」
https://twitter.com/F1/status/1928454592464814215
[オートスポーツweb 2025年05月31日]