小倉茂徳さんの急逝に日本モータースポーツ記者会や豊田章男氏らが富士24時間で献花。中嶋一貴も偲ぶ

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2025年05月31日 10:10  AUTOSPORT web

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2025スーパー耐久第3戦富士24時間のメディアセンターに設置された小倉茂徳さんの祭壇
 5月14日に急逝したモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんを偲び、日本モータースポーツ記者会(JMS)らがENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』が開催されている富士スピードウェイで献花を行った。

 モータースポーツメディアやファンたちから“オグたん”の愛称で親しまれていた小倉さん。テレビや場内の解説ではレースのことだけではなく、豊富な知識を活かして飛行機や鉄道といった話題でもレース中継を盛り上げた。

 そんな小倉さんだったが、5月14日に自宅での心臓突然死によって62歳で急逝。小倉さんは5月8日のスーパー耐久公式テストにも訪れており、その際に挨拶をした編集部員にとっても、そしてファンを含め、多くの人にとって突然の訃報となってしまった。

 小倉さんはフリーランスとして組織には所属していなかったが、モータースポーツイベントを取材するジャーナリストや専門誌編集者などで組織される日本モータースポーツ記者会は富士スピードウェイと相談を行い、モータースポーツ報道における小倉さんの功績を称え祭壇を設置。富士24時間レースの予選日となる5月30日には、日本モータースポーツ記者会の谷川潔副会長が代表して献花を行った。

 サーキット内のメディアセンターに設置された祭壇には、その他にもスーパー耐久未来機構理事長の豊田章男氏とTOYOTA GAZOO Racing、日本レースプロモーションの上野禎久社長らも献花を行っている。また、富士24時間に参戦するドライバーや関係者も祭壇の前で手を合わせる場面があり、そのなかには今回TGRR GR Corolla H2 conceptのステアリングを握るTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパ副会長の中嶋一貴の姿もあった。

 小倉さんと長く付き合いがあるという中嶋は、直近でもWEC世界耐久選手権の現地とスタジオ中継でのやり取りをしていた。中嶋にとっても突然の訃報になったようで「まだ実感がありません」と小倉さんを偲んでいた。

[オートスポーツweb 2025年05月31日]

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