《吉永小百合も80歳で解禁》シニア世代の「ピアスデビュー」が急増している理由

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2025年05月31日 11:10  web女性自身

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「この役は開けるしかないと思いまして、やりました」



こう語ったのは吉永小百合(80)。5月13日、主演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の完成報告会見に登壇し、人生初のピアス姿を披露した。



女性として世界で初めて世界最高峰の山・エベレストの登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの実話をもとにした同作。吉永は、主人公の女性登山家を演じる。



「吉永さんはこの日の会見に、田部井さんが実際に使っていたピアスを着けて現れました」(スポーツ紙記者)



時代劇に出演することを考え、ピアスの穴を開けていなかった吉永。しかし「この年齢になり、時代劇はオファーがないかもしれないし、とにかく今回の役に没頭するために」と、80歳にしてピアスデビューとなったのだ。



実はマダム世代では、“ピアスに興味があるけど踏み出せない”という人は少なくない。大阪府のAさん(61)はこう話す。



「もともと姉がピアスを開けていて、一緒に買い物に行ってもピアスばかり見ているのが楽しそうでうらやましい気持ちもあって。



それで50歳のときに開けようと思ったんですが、気恥ずかしさもあってタイミングを逃してしまいました」



吉永と同世代で、同じく“初ピアス”組なのが、ファッション誌『装苑』の元編集長でファッションコーディネーターの徳田民子さん。



「若いころからピアスにはすごく憧れていました。だけど“痛いんじゃないのかな”とか、“親からもらった体に穴を開けるなんて”という思いもあって、実現できないまま年齢を重ねていました」



しかし近年は、50代以上になって初めてピアスを開けるという人も増えているようだ「いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック」の祖父江千紗院長は言う。



「ピアスを開けにくるシニア世代の方は数年前までほぼいませんでしたが、最近は確実に増えていると感じます。



“還暦や古希の記念に”という方もいれば“ピアスを開けている素敵な友達がいる”という方もいて、理由はさまざまです。



ただ、ピアスの穴開けは細菌感染やケロイド、金属アレルギーによる皮膚のただれなどの恐れもあります。リスクを軽減するため、皮膚科での穴開けがベターです」



前出のAさんは50歳の節目は逃してしまったものの、還暦の記念として念願をかなえたという。



「シミ取りのために美容クリニックに通っていました。あるとき、そのクリニックではピアスの穴開けもやっていると知り、まさに“渡りに船”。その日のうちに開けてしまいました」



徳田さんもまた、年齢をきっかけに踏み出すことに。



「70歳の節目に開けようと決めたら、意外とスムーズに動き出すことができました。この年代になると、もう悩んでいる暇はないと思ったんです。



いざ皮膚科に行ってみると痛くもないしあっという間に終わって、実に簡単なことだった。『こんなことならもっと早くやっていればよかった』と思いました(笑)」



鹿児島県在住のBさん(68)は、ピアスが息子夫婦との思い出にもなった。



「ピアスに興味はあったけど、田舎で、特に子育てをしているとおしゃれをする余裕なんてありませんでした。自分の時間を持てるようになってからもきっかけや勇気がなかったのです。



でもあるとき、そんな私の思いを息子夫婦が知って、お嫁さんがピアッサーを贈ってくれたんです。そして息子がバチッと開けてくれたのが66歳のとき。その年の母の日には、息子夫婦と孫がピアスをプレゼントしてくれました」



ピアスを通じて新しい楽しみも生まれる。ビーズアクセサリーを作ることが趣味だというAさんは、



「今まではネックレスのためのビーズばかり集めていたけど、これからはピアスも作ってみたいなと、ピアス用のパーツを集めるようになりました」



夫からピアスをプレゼントされるなど、徳田さんもピアスライフを満喫している。



「私は自然素材のものが好きなので、貝殻や石を使ったピアスが多いです。日常の楽しみのために、高価なものではなく手ごろな値段のものを選んでいます」



吉永も冒頭の会見で、



「すごく解放されたようないい気持ちに今なっております」



と心境を語っていたが、精神面の変化を感じる人もいるようだ。



「今はファッションコーディネーターという仕事をしていますが、服だけでなくピアスからも元気をもらえるようになったんです。すごく楽しくて、ピアスを開けたのは私にとっては大成功でした」(徳田さん)



Bさんもこう話す。



「ピアスを開けたら気分が一新されるような感覚で、楽しみも広がって最高です。同世代の同僚も私が開けたのを見て勧めたら、すぐに病院に開けに行ってました」



“ピアスで人生が変わる”と晴れやかな思いを語るマダムたち。ピアスを躊躇する人に徳田さんはこう呼びかける。



「迷っている暇はないから、行動したほうが勝ちだと思います。誕生日など、何かきっかけを自分で作ると挑戦しやすいのではないでしょうか」



マダム世代の「初めてピアス」。人生に明るい兆しが見えてくるかも!

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このニュースに関するつぶやき

  • ピアスの穴はすぐに閉じるし化粧で埋められるので反対はしない。  ただし病院で開けることが条件だ。  5000円(〜7000円)の”はした金”は絶対にケチるなexclamation
    • イイネ!2
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