『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』©Stewart Street LLCナタウット・プーンピリヤ監督長編2作目『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』をリメイクした『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』が7月11日(金)より公開されることが決定。日本版ポスターと予告編、場面写真が解禁された。
本国タイで公開され、国内興行収入1位、16の国と地域でサプライズヒット(うち中国・香港・ベトナム・マレーシア・ブルネイ・マカオ・フィリピンではタイ映画史上歴代興収1位)を記録した『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』。日本公開時も満席続出の大ヒットとなり、高い注目を集めた。
リメイクとなる本作を手掛けるのは、フランス映画『エール!』をハリウッドリメイクした『コーダ あいのうた』で第94回アカデミー賞作品賞を受賞したスタッフ陣。パワーアップした新たな『バッド・ジーニアス』が描かれる。
この度解禁となった日本版予告編の冒頭は、取り調べ室らしき場所でリンがカンニングを否認する場面からはじまる。特待生として有名私立に迎え入れられたリンは、案内役のグレースと親友になり、順風満帆な学園生活を送るかに思えた。
しかし、「すべてが変わった、あの日から――」というナレーションとともに、彼女を取り巻く環境は急変。リンの高い頭脳に目を付けたグレースの恋人パットが、カンニングビジネスを持ちかけてきたのだ。
リンはピアノのコードを利用した完璧なトリックを生み出し、学園を席巻。さらにパットの父親から「息子をコロンビア大学に入れてくれ」という依頼を受け、世界一の監視を誇る共通試験を破るためのカンニング計画が動き出す。
「不公平な世界は頭で覆す」と宣言する彼女が導き出した、オリジナル版と異なる《最終解答》とは…?
主人公・リンを演じるのは、スティーヴン・ソダーバーグ監督のホラー『プレゼンス 存在』で鮮烈な印象を残した新生、カリーナ・リャン。努力型の秀才でリンの相棒となるバンクを演じるのは、人気テレビシリーズ「BELAIR(原題)」で主演を務め、全米のティーンから絶大な支持を得るジャバリ・バンクス。リンの父・モウ役は、『アベンジャーズ』シリーズでドクター・ストレンジの相棒ウォン役として知られるベネディクト・ウォンが務める。
メガホンをとるのは、本作が初監督となり、脚本も担当したJ・C・リー。これまでに映画、演劇、テレビシリーズの脚本を数多く担当し、2019年にサンダンス映画祭でプレミア上映された『ルース・エドガー』では高い評価を集めた。製作には『コーダ あいのうた』プロデューサーのパトリック・ワックスバーガーが名を連ねる。
解禁された日本版ポスターには、とある試験中の教室が映し出されている。答案を手に、鋭い視線を放つ主人公・リン(カリーナ・リャン)と、意味ありげな目線を送る同級生のバンク(ジャバリ・バンクス)、グレース(テイラー・ヒックソン)、パット(サミュエル・ブラウン)が捉えられている。
『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』は7月11日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)