ほんこん、怒!「だまされとるがな」 小泉農相のコメ対策、連日のメディア報道に…

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2025年05月31日 13:27  日刊スポーツ

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ほんこん(2018年9月撮影)

お笑いタレントのほんこん(61)が31日放送のABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)に出演。小泉進次郎農相のコメ価格高騰対策をめぐり私見を述べた。


コメの価格高騰に歯止めがかからないことから、小泉農相は備蓄米放出を随意契約に切り替え、5キロ2000円で店頭に並べると表明。連日、小泉氏のスーパーなどへの視察の様子や、古古古米の試食の様子が紹介されるなど話題となっている。


ほんこんは「分かりやすいな、メディアも。こんなもん、だまされとるがな」と切り出し、「備蓄米やろ? 前からあってんで。出しゃええねん。それやのになんでこのタイミングやねん」と憤慨。「(前農相の)江藤(拓)さんの時にも出せんねんから。置いていたら、古米になっていくねんで。早よ出せや」と語気を強めた。


また、元日本テレビ政治部記者で政治ジャーナリストの青山和弘氏(57)は、江藤氏について「失言の問題が結局抑えられなくなって、更迭した」とし、「今回、小泉さんを戦略的に(農相に)した、と言うのは無理がある。江藤さんを更迭したので小泉さんになったという、一種の偶然でもある」と語った。


農業を専門とする宇都宮大学の松平尚也助教は、随意契約について「(備蓄米を)30万トン一気に。最初の20万トンは(契約は)61社っていうんですけど、上位3社が25%、上位10社が58%を落札しているんです。全体の1割はイオンなんですよ。イオンって1700しかないんですよ、店舗。その一方で米屋って全国に数万ある、中小の。スピードアップって言いますけれども、一部の大手小売り、都市部に集中していますんで、人口集中しているところにばらまいて、選挙対策のばらまきですよね。そのスピード感ですよね」と指摘した。


これを受け、WEST.中間淳太(37)も「選挙対策だろうなとは思うんですよ。お米屋さんが(備蓄米を)販売する時に、(契約の)最低のロット数があるみたいで。普通の小さなお米屋さんはそれがなかなか、まずそんなストックもできないし売れないし、取り寄せられないっていうのを見たことがあった」。


さらに、小泉農相について「結局、『財務省との協議が不可欠』(との発言)って、『財務省と話しましたよ、すごいでしょ』ってたぶん見せたいだけだと思うんで、選挙対策だろうなというのは普通に見ていたら分かる」と話していた。

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