女優久本雅美(66)主演の舞台「花嫁」(6月1〜24日)の公開稽古が31日、東京・日本橋の三越劇場で行われた。
直木賞作家向田邦子さんの原作をプロデューサー石井ふく子氏(98)が演出。東京・上野池之端の一家を舞台に、夫を亡くし還暦を過ぎた片倉ちよ(久本)に縁談が舞い降りてきたことから起こる人間模様を描く。
石井氏のプロデュース、演出作品は初めての久本は「ホームドラマの母親役は初めて。先生が『心で芝居をやろう』と言ってくださるので、稽古中にもみんなボロボロ泣いています。家族の素晴らしさ、還暦を過ぎて恋をすることの素晴らしさが伝わるように、明日からチャレンジします」。
石井氏は「久本さんと初めてで、割と喜劇をおやりになっているけど、全然それを出さずに心の芝居をしている。謙虚な姿勢ですてきだなと思います、これからも、またご一緒したい」と話した。
久本は「先生のことが大好きになって『居心地がいい』って言ったら『私もよ』っておっしゃってくださった。人としても、女性としても、演出家としても尊敬できる。成長して、精進して、またご一緒したいです」と話した。
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石井氏の作品には1983年(昭58)のTBS「二人づれの道」から出演している小林綾子(52)は、久本の次女役。「石井先生には10歳からお世話になっていますが、今また、ご一緒させてもらっていることに本当に感謝しています。ありがとうございます」と話した。
他に羽場裕一(64)、丹羽貞仁(56)が出席した。
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