思春期娘との“バトル”を回想した渡辺満里奈 (C)ORICON NewS inc. タレント・渡辺満里奈(54)が5月31日、都内でフォトエッセイ『不機嫌ばかりな私たち』(講談社)刊行記念トークイベントを開催。更年期を迎えた女性の悩みについて語った。
【写真】フォトエッセイ刊行トークイベントに登場した渡辺満里奈 本作は、更年期によるホルモンバランスの乱れや加齢、育児・家事、家族のトラブル、仕事など、女性たちが抱えるさまざまなストレスをまだまだオープンに語りづらい世の中で、日々の料理を始め、更年期に訪れたちょっとした不調や年齢の重ね方についてなど、渡辺が素直な思いを真摯につづったフォトエッセイ。
今回の刊行について渡辺は「最初にWebで連載していたんですが、“50代に起きるモヤモヤ”について書いてもらえませんかとお話をいただいて書き始めました。最近、自分の機嫌は自分でとろうって言われるじゃないですか。そうだよねとも思いますが、気恥ずかしさも感じていて、『機嫌をよくしないといけない』の陰に、『不機嫌になってはいけない』という圧を勝手に感じていて。そうじゃなくて、不機嫌になった原因と向き合って、芽を摘んでいけたらいいなと思ってエッセイを書かせてもらいました」と話した。
イベントでは、書籍のテーマでもある大人の女性が感じる日々の“不機嫌”エピソードや渡辺なりの向き合い方をトーク。自身の機嫌の取り方については「日々の生活で、小さいあきらめが溜まってすごく大きくなっていったってことがあると思う。私50代になって我慢するのをやめようと思ったんですよ。50代になってのモヤモヤや疲れもあったけど、逆にそういう風に思ったら、楽になったんだよね」と明かした。
エッセイの執筆を通じて自分の考えが整理され、「言葉にして書くことが1番のセラピー」だと感じたという。今回のエッセイの中で印象に残っているのは、思春期の娘との“バトル”について書いたことだそうで、「『このとき私こんな思いだったなとか、あのとき娘はこんな思いだったんだなとか、この時期があって本当によかったな、とかいろんなことを思い出して書きました」と伝えた。